アクアパッツァ《7軒目》
レトロ イタリアンダイニング ZUCCA(高根公団)
【食べログでのタイトル名】
隠れていない「隠れ家イタリアン」は予約必須の人気店
【はじめに】
こちらのお店は、船橋市内において小さい店舗ながら人気のイタリアンとしてよく検索でヒットすることに加え、アクアパッツァに関する記述(書き込み)もいくつかあったことから、訪問することを決めた。
【アクセス】
新京成線の高根公団駅南口から徒歩2分。
北口に降りたとしても踏切を渡ればすぐのところにある。
駐車場はない。
それがありそうな北口の周辺で探してもらうほかないかな。
(まさか自分がこの駅を利用することになるとは・・・ね。新京成線すらめったに乗車しないのに。この調査をしていなかったら、間違いなく下車することの無かった駅でしょうな。)
【外観】
お店は、イタリアの国旗が目印になっていて、クラシカルな外観に趣があるのですぐわかるだろう。
外から店内がまあまあ見えるので、怪しげな雰囲気もなく入りやすいお店でもあるかと思う。
(線路沿いにあるし、駅から本当に近いからすぐにわかると思う。ただしお店自体は大きくないけれど、入りやすい雰囲気がある。)
【雰囲気など】
店内はカウンターを備えた奥行きあるお店だが、客席だけなら10坪あるかないかのスペース。
カウンター3席あるが実質2席ほど、ほかにはテーブル席5席がある小さなお店。
テーブルの間隔も広いわけではないので全部で20人も入ればいっぱいになる。
なお、隠れ家的であって清潔感もあるので、デートや女性同志の集まりにも適したレストランだろう。
(当日限定のメニューは、ブラックボードに記載。ピンボケで申し訳ない。)
【アクアパッツァ】
アクアパッツァそのものは事前予告のうえ、おひとり様だったということで配慮をしていただいた模様。
メインは、一人前として小振り(全長で20cm程度)のチダイが丸々1匹。
当日のオーダーであってもアクアパッツァとして、赤魚の切り身の用意になるという。
(こちらだと1500円だという。いずれにせよ、嬉しい価格設定だ。)
いずれにせよ、価格は1600円と調査市場最安値でありがたいものであり、それでいてコスパ的には充実ある出来映えに見えた。
メイン以外の盛り付けには、ムール貝、オリーブ、あさり、牡蠣のオイル漬(?)、ドライトマト、香草といったものが使用されていた。
メイン魚は、やはり小さいだけあって、身のあるところは物足りなかったが下処理は概ね良好で食べやすく、そして味付けもスープ経由で反映されていて美味しくいただけた。
スープの様子から、オリーブオイルでソテーしていて、バターのような甘みがあるオイリー感が魚と具材にマッチしており、薄塩味のスープと良くあって美味しい。
従って、これがバッチリとメイン魚が二人前サイズだったらもっと良い方に転がったように思うかな。
(個人的には、わざわざご用意いただいたことのほうが嬉しいのだけど・・・美味しさを取ったらサイズも重要だということが検証結果として分かったことかなぁ。)
(メインが手のひら大のチダイを使用したアクアパッツァ。魚はサイズも重要であることが、この料理でも重要だということがわかってきた。小さい魚を一匹まるまる使用するのが絵的には良いのだけど、味的には大きかったら切り身のほうが断然美味しいのだということをね。)
【コスパ/味】
前菜で頼んだレバーペーストが緩めの粘度が独特でペロッと食べてしまった。
アクアパッツァは前述のとおりであり、最後にカスタムでお願いしたパスタまで本当に最後まで美味しかった。
コスパは、間違いなく「良」で、チェーン店に負けない価格設定であり、むしろ恐縮してしまったほど。
お酒のほうも値段的に頑張っておられる感じでありがたかった。
(この日の前菜メニューとレバーペースト。値段設定は、イタリアンとして有り難い方だよね。レバーペーストだって、他店ならこの値段じゃまず出てこないし。)
【スープのアフター】
アクアパッツァのアフターに、リゾットかパスタが出来ないかを打診したらどちらも可能だという。
そこで自分は、ご主人のおまかせでカスタム品をパスタでお願いしたところ・・・
スープのアフターで「タケノコと魚貝のペペロンチーノ」(1200円)が再登場した。
具材は、さらに「アスパラ、タケノコ、小エビ、タコ、イカ、小さい牡蠣」が投入されて仕上げられていた。
もちろん、ニンニクが効いた見事な味付け具合で、ほぼ満腹だったところだったが、スルッと食べきってしまったほど美味しかった。
(日本人としてパスタはなじみ深い料理。だけど、この調査を始めてイタリアンパスタの定義を知ることになったワタクシ。美味しければ具材や調理法は何でもいいわけでないことを知った。ちなみにこちらは、ペペロンチーノとして提供するなら、ニンニクが効いている時点でジャパニーズイタリアンということになる。これはこれでしっかり美味しいけどww)
【その他】
ご主人は、ここの高根公団という街を田舎田舎と謙遜されるが、お店自体は平日でも予約で埋まる人気店。
それでいて、ワンオペ稼働もあるというから大変ご多忙な様子だった。
たまたま、この日はバイトに逃げられてしまったようだけど、それでもうまく客を捌いていたのは見事な流れ作業だったのが素晴らしかった。
(個人的には、どのお店にもドリンクとして500円程度のハイボールがあればそれで満足。コチラにもしっかりその用意はあったし、ドリンクはかなり良コスパのほうだと思ったなぁ。)
【気になったこと】
ワタクシのような一見がマジの飛び込みで予約をするのって、やはりお店側として興味がある模様で、ワタクシnobizouがここまでたどり着いた経緯がかなり気になったご様子で様々な問答があったのは余談まで。
もちろん当時は、もっぱら調査中の身なので、すべてを語るわけにいかないから、ご主人の質問にはふわっとした回答に留めたが、もしお客さんが他にいなかったら、このネタ以外に楽しく会話も続いたように思う。
また、おススメされたデザートまで手が伸びなかったのだけど、とにかく様々な興味の食指が動いたお店になった。
コチラは一段落したら、必ず再訪したいイタリアン店として、クレジットしておきたいお店と評価したい。
(2杯目にお願いしたジャックダニエルはメニューにないドリンクメニュー。カウンター越しに見えたこのテネシーウイスキーをロックをお願いしたら快く提供してくれた。トリプルサイズくらいの量があったのに600円って・・・ありがたいですけど安すぎませんか?)
(蛇足の蛇足ですが、ワタクシ牡蠣が苦手です。数少ない本当に今でも苦手な食材ですが、頑張って全部食べました。次回窺う際は、このこともお伝えしておかなければなりませんね。いやまさか、牡蠣がアクアパッツァやパスタに用いられているとは思いませんでしたから・・・)
【評価】
1. アクセス(99.07)
2. カジュアル度(95)
3. コスパ/価格設定(90)
4. アクアパッツァの評価(75)
5. その他料理やお酒の用意について(80)
6. 総合評価(83.00875)
この評価には、印象による係数など付されておらず、あくまでアクアパッツァを軸としたものになります。
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