【竜宮ラーメンというお店】
例によって「バナナマンのせっかくグルメ」を参考にして、宮崎市清武町にある同店へ向かった。
お店の正式名称は、店舗に名前が刻まれているように「ラーメンと定食の店 竜宮」だと思われる。
現地へはレンタカーで乗り付けたのだけど、事前にグーグルマップで予習していたので難なく到着できた。
駐車場は案外広くて、店の前と奥に15台くらいは並べられそうだった。
(店の前のスペースは、すでに数台の車両が駐車。自分は奥の駐車場に止めたが、外観は中々パンチがあるスゴイ店だよ。絶対に知らなきゃ入らない。)
【開店10分で6割強が着席中】
絶対にテレビの情報がなかったら入店しないだろうという店構えだけど、メディアの効果ってすごいよね、しまりのあまりよくない軋む引き戸を自分自身がノータイムで引くんだから(笑)
迷わず入店した当方だが、すでに5組8名ほどが入店済みだった。
そこで驚いたのが、「入店者への挨拶が一切無し」、「どこへ座ればいいかの誘導なし」というお店のルールだ。
仕方がないから、カウンターの空いている席に座るのだけど、店内に厨房を含め6名もいる店員らが黙々と作業をしているまま。
水がセルフサービスなのは珍しくもないが、そういう店は食券で料理を提供したりするお店がほとんど。
しかし、店員のほぼ全員が全くの無愛想でビックリ。
そんな自分の行動がいいも悪いも情報がなく、誰もオーダーも聞いてこないから、マジで最初は面食らったこともあってすぐ帰ろうかと思ったくらい。
元々、狙っていたオーダー品はこちらとしてチキン南蛮の一択だったのだが、聞かれるまでコッチも我慢していようかと口を真一文字にしていた。
どうやら本当に、こちらが一方的にオーダーをコールしない限りは、オーダーをうけつけられることもないみたい。
水がセルフだから、忙しそうにしている店員が近づいてくることもないわけだから話しかけるキッカケもない。
しかし、人気店がゆえに続々と客がくるから、こっちが根負けして、最も近くにいた最も無愛想な方に発注すると軽く頷いた程度でオーダーを受け付けた模様だった。
「もう・・・なんだょそりゃ??」
まず、それが印象ですよ。
こちらがモヤモヤするくらいの愛想のなさは、だいぶヤバい気がするけど、薄利多売かつコスパ最高の大人気店ならこれは許されるってことなんだろうね。
【料理の質とコスパは評価できる】
肝心の料理については、さすがのボリュームだったこともあって量は大満足。
朝飯を控えた甲斐があったと納得。
回りを見ていると定食は、どれも中々の盛りになっていて、隣の客が食っていた生姜焼き定食も量もそうだがムチャクチャ美味しそうだった。
(これがチキン南蛮定食800円。実はチキンがかなり大ぶりにカットされているので、結構箸を持つ手が鍛えられる。だけど肉が柔らかいので、かぶりついて食べられる。それにしてもボリュームが凄かったわ。)
(だけど一般女性は多分完食は厳しいぞ?隣客の連れの女性はチキン南蛮定食を食べきれなかったようだったからな。)
味については、ふんぞり返るほど超ウマイということもないが、見た目ほど濃くはないのでスルスル食べられる。
あと鶏肉の柔らかさがハンパないんだよね。
生なんじゃないかと思うほど柔らかいんだが、しっかり火は通っているから、これはこれですごい技術かと。
そして味付け自体が、関東のそれとは違う感じの衣で、またそれも美味しかった。
なお、噂によると(価格のこともあって)外国産の鶏肉を使用しているというが、これほどまでふんわりした仕上がりになるなら申し分ない。
これで税込み800円なら味を含めて一切の文句はない。
千葉なら1000円超、都内なら1200円でも食べられないじゃないかと思うポテンシャルだった。
【ここは地元向けのお店】
なお、会計時に対応したお兄さんは比較的明るく対応してくれたが、厨房を含め狭いところで働く6名の関係者みんな覇気がなくて声が小さいことにホント驚くしかなかった。
全国的に(宮崎はまだ違ったが)緊急事態宣言だからの対応だったのか?
いや、きっとあれはいつもそうだよ、あの感じだと。
そうしたことも含めて、そういうことを知る地元の人向けの店なんだろうなと思った次第。
味やボリュームは大満足でも、対応面でいえば、少なくとも観光客向けの店じゃなかった。
様々な食べたいメニューもいっぱいあったけれど、また宮崎に来たとしてもわざわざここまで出向く可能性、オレは低いな。
もしかすると忙しすぎて、一見さんや観光客にはアタリが強いお店なのかも?
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