<その3からのつづき>
【1レグ目:高速バス(名鉄岐阜行)】
高山からは岐阜回りで中部空港へ入り、今回は珍しくスカイマーク機で沖縄へ向かうルートとなっていて、宿泊地でもある沖縄県那覇市がこの日のゴールとなっている。
【嫌な流れでスタートする】
まず朝6:50発の濃飛バスで名鉄岐阜へ向かう。
乗客率は6割弱といったところか。
ところが、左右どちらも空いている席が3、4ペア席あるのに、何故かオレの隣を予約してきた人がいた。
30代くらいだろうか、やや痩せ形の女性が座り込んできた。
特におかしな行動を取るわけでもなく普通の人だったみたいで助かったものの、予約行動は普通じゃなかったことは確かであり、隣席に人がいるという気疲れをすっかりたっぷり生じてしまった。
【2レグ目:特急ミュースカイ】
岐阜まで使ったバスについては、遅延するかも知れない見込みを込めて余裕を持った時間の空港行きの直行特急列車を手配していた。
ところがふたを開けたら、なんと当バスが定刻より5分以上早着(さすが濃飛バス便じゃ)したという。
そのため、もう一本前の特急に変更しても楽勝で乗車できたという結末だったのだけど・・・
情けないことに面倒くさがりが発動して、名鉄岐阜駅でお茶をして、そのまま既定の予約便に乗車したという。
ところが老人会とおぼしき団体8名さんがしっかりとオレの予約した席の周辺にお座り中。
オレが間違えたのかと思い、念のため先方のチケットも確認してみると、案の定、団体さんらがその次の便の予約でありバッチリ間違っておられたようで。
(やっぱり疲れるよね、90歳以上の皆々様を相手に立ちまわることってさ。)
(名鉄岐阜駅は、名鉄名古屋本線の終着駅。ちなみに中部空港駅に近い出口は、先頭車。ゆえにこの駅に頭から突っ込んだ列車は、自動的に最後尾となる。つまり、いつかはこの列車の先頭まで歩くことになる。)
【まだあるミュースカイ事件】
「はっはっはっ、こりゃ失礼!」
大笑いしながら引き揚げていった皆さんを見送り、列車は出発するのだけど、これがまた…さ。
斜向かいの席には、動画をなかなかの音量で試聴する南米カップル、その前席にはバカ騒ぎする日本人の親子連れ、子どもが走り回ろうが金切り声をだそうが親はガン無視。
まるで檻がない剥き出しの動物園と精神病棟内に挟まれたような空間にうんざりしながら居ると、今度は金山駅を迎えると朝の濃飛バスのデジャヴよろしく、回りにペアで空いている席があるのになぜかオレの隣に座り込んできたヤツが現れた。
全席指定だから狙ってきたのだろうけれど、今日は一体マジでどうなっているのだろうか?
・・・と頭を抱える。
ヤツは30~40くらいでアニメオタク風の持ち物を複数装備し、なぜか上半身が阪神タイガース大山ユニを着用し、下半身は革靴を履きスーツという謎の様相。
おまけに悪びれる様子もなくノータイムで通路側にいるオレを飛び越して窓側に座り込んでくるもんだから、その際に左足甲を思いっきり踏まれてしまったのだ。
なんなら今も痛いくらい衝撃のある踏まれ方だったのだけど、怒る気にもなれず、ただすっかり意気消沈してしまったんだよな。
<その5へつづく>
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