なおパパ日記

前日の自分からの変化/成長を記録してみます!

2017年 映画101(ヒトラーの忘れもの)

2017年09月20日 | 映画

 第二次世界大戦時のデンマークとドイツの関係を描いた”ヒトラーの忘れもの”を鑑賞しました。
 5年もの間、ドイツに占領されていたデンマークが、第二次世界大戦終了後、自国を取り戻し、ドイツ兵を追い出していきます。
 しかし、デンマークの海岸には上陸兵を攻撃するための地雷がおびただしい数、埋められたままだったのです。
 デンマークは、その地雷撤去作業をドイツの少年兵にさせたというのです。
 デンマークからすると、ドイツが占領時代に設置した地雷なので、ドイツに撤去させ安全な海岸に戻すというのは至極まっとうな考えだったのかも知れません。
 ただ、2000人にもおよぶ少年兵たちは、地雷の扱いを知っているものが少なく、半数の少年兵が死亡・重傷を負ってしまったといいます。

 戦争時代、何が正しくて、何が間違っているのか。
 平和時代とはまったく異なることが実行され、残された若者たちに大きな忘れものをしてしまうのですね。
 これは、武力という戦争だけでなく、年金や大気汚染など、さまざまな問題の構図も同じことなんですよね。その瞬間瞬間で正しいことと、未来を見据えて正しいことがズレているという点では。
 近視眼的なものの見方でなく、未来を見据えたものの見方をする必要があると感じた一作です。
 人類は、戦争が引き起こすこと、残すことが何なのかを忘れてはいけませんね。


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