冷戦時代の米・ソ・東独間の人質のやり取りを仲裁した米国弁護士の実話をベースにした”ブリッジオブスパイ”をWOWOW鑑賞しました。
この弁護士は、米国内で確保されたソ連のスパイを弁護する立場として、白羽の矢が立ちました。
この時点では、米国が何人にも平等な対応をすることをアピールすることが目的でした。
実際に裁判を進める中で、ソ連のスパイの有罪は免れることができないと判断し、死刑回避の戦略を取り、禁固30年を取り付けたのです。
その後、ソ連領空を偵察飛行したパイロットが、ソ連に捉えられたのと同時期に、ベルリンの壁の建設中に東独領地で米国の学生が捉えられてしまったのです。
米国は、国家としての交渉が困難と判断し、この弁護士にソ連との取引を依頼し、弁護士はソ連だけでなく、東独とも交渉し、2人の人質を無事、取り戻したというのです。
この難局を乗り切った弁護士は、後にキューバのカストロとも交渉し、多くの米国人を救い出したというのだから驚きです。
小林正観さんの言葉
『頼まれごとを引き受け、できる限りのことをする』
の意味を痛感できる一作です。
私も頼まれごとから逃げないように心がけます。
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