昨年末、腕時計のベルトを止めているビスが折れてしまい、交換を余儀なくされております。
一度、時計屋さんに診てもらったところ、メーカーに送付して、新しいベルトを購入するしかない!との回答をいただいていたので、本日、同じ時計屋さんに持ち込んでメーカーへの修理依頼をしてみました。
すると、自身が34年前の腕時計を使っている店員さんが、廃棄処分する腕時計からビスを抜き取り、代用できるものはないか、探し始めてくれたのです。
私自身、時計についての知識が豊富でなかったのですが、ビスといっても時計ごとに異なるビスを使っているようで、なかなか代用できるものが見つかりません。
実に30分以上も地道に探し続けて、少し長めのビスをニッパーで切り取り加工してくれて、代用完了。
作業終了後、
『これは応急処置なので、長く使うのでしたら、本格的な修理を検討してください!交換ベルトの代金は見積もりますので。』
とのコメントに加え
『本日は、ビス交換の315円で結構です』
とのこと。
正直、商売としてはこういうやり方がいいのかどうかと思ってしまいましたが、次回時計を購入するなら、彼から購入したいという気持ちが芽生えました。
商売の基本を教えてくれた彼に感謝です。
※34年も同じ時計を使い続ける彼は、メーカーにも交換部品がない時計になっているので、オークションなどで交換物品を調達していることも教えてくれました。長く愛用するには、工夫と努力が必要な世の中なんですね。見習います!
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