ANAビジネスソリューションズの”人もチームもすぐ動くANAの教え方”を購入・読破しました。
毎日1,000便もの航空機を安全に運航させるためには、属人の力でなく、組織の仕組みが必要で、その仕組みをうまく構築し、運用している会社であるANAの人材育成・仕組み作りを知りたくて購入した一冊です。
根底にあるのは、自分以外の人を育てない限り、会社の成長はない!という考え方。
この考え方に則り、先輩の役割は、後輩が自律成長できるようにサポートすることと定義しています。後輩が成長して、自分が追い抜かれることを恐れて満足なサポートをしない会社が多いと耳にする中、素晴らしい考え方ですね。
後輩を成長させるためのポイントは、丸投げでなく任せることとのこと。
副機長は、最低でも180時間、機長が横にいる状態で、機長の業務を遂行するというのです。命を危険にさらすことがない限り、機長は口出しすることなく、副機長に全面委任されているそうです。
命を預かる航空機だから、人材育成を真剣かつ体系的に実施しているのでしょうが、直接的に命を危険にさらすことのない企業においても真似すべき仕組みが満載でした。
まず、自分の裁量でできることから、周囲の方々に刺激を与えることにチャレンジしてみます!