異国で働く一人娘を心配する父親が、生きる目的と時間の大切さを伝える映画”ありがとう、トニ・エルドマン”を鑑賞しました。
コンサルティング会社で活躍する娘は、親元ドイツを離れ、ハンガリーで仕事に精を出しています。
しかし、父親には、仕事の成果を人生の中心において生活する娘が幸せには見えず、心配が募るのです。
父親は、娘に黙ってハンガリーの娘の元に行き、人生で何が大切なのか、失った時間を取り戻すことができないことを伝え続けていきます。
映画のエンディングで、その真意を理解できた娘のおどけた表情がとてもステキでした。
この映画は、ハリウッドでリミックスが決定しているくらい、注目を浴びているようです。
資本主義・成果主義の行き着く先に警鐘を鳴らしてくれいる作品だからでしょうね。
1970年代に出版された、「成長の限界」同様、社会発展の方向を間違えると取り返しがつかなくなることに気づきたいものですね。
30年後にこの作品を見たら、どういう感想を抱くのか、興味深いです。。
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