芥川賞作品、村田沙耶香さんの”コンビニ人間”を購入しました。
芥川賞を誰が取ったのかを知らないまま過ごしていたのですが、電車の広告で本作品を知り、即購入。
現代日本で、この生き方が普通・常識と言われることが理解できない主人公の言動を通して、盲目的な常識を捉える世の中に警鐘を鳴らしている一作と感じました。
周囲の期待に応えるために、女性は結婚・出産し、男性は稼ぎをよくするための努力をし続ける。
果たして、周囲の期待に応えることが、本当に人間としての幸せなのか?!
高校卒業から18年間、コンビニのアルバイト店員で生計を成り立たせている主人公の生き方に、周囲が異論を唱えることは正しいことなんだろうか?!
この疑問を、自分の周囲で起きている出来事に当てはめたとき、常識に照らし合わせた考え方をしている自分がいることに驚きました。
相手のため、といいつつも、自分の常識の範疇に収まってくれ!と押しつけをしている自分に、、、
自己啓発書だけでなく、小説・物語系の本も学びが深いですね。
さすが、芥川賞作品、おススメです。
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