このシリーズのタイトルが「初心者の人へ」なので、経験者の人にとっては、「そんなこと、今更言われなくてもわかっているよ!」という内容になっていることと思います。しかし、姿勢一つ見ても、経験者が全て良い姿勢で歌っているとは言えません。常に、基本を大切にする練習を重ねて下さい。そして、人に頼る練習だけではなく、自主的な練習をする習慣を身につけることが重要です。出来るだけ正しい知識を習得し、自ら実践を重ねることが上達への道です。
さて、姿勢についてですが、まずは「スックと真っ直ぐ自然体」が基本ですが、いざ発声という時には、両足をどのように構えて重心をどこにかけるか等々、指導の先生や書物から学んで下さい。はっきり言えることは、踵に重心をかけて後ろにそっくり返るような姿勢や、上体に力を入れて猫背で構えるようなことは許容範囲には無いはずです。くれぐれも、歌唱に適さない姿勢が定着しないように普段のチエックを怠らず、無意識に正しい姿勢が取れるようにしてください。
正しい姿勢の保持を会得したならば、次は呼吸法です。呼吸は横隔膜呼吸(俗に言う腹式呼吸)をしっかり覚えましょう。わかりやすく言えば、「息を吸ったときには下腹部が膨らみ、吐き出した時には凹む」呼吸です。歌唱の時には、吸気と呼気を繰り返すことになりますが、呼気に音(声)を乗せることが発声です。呼吸法を徹底的に練習し、確実に身につくまでは声をださない方がよいとさえ言えます。正しい呼吸法に裏づけされた声でなければ、すぐに壁にぶち当たり、前へ進めなくなります。いったん身についた悪癖を是正することは、とても大変なことなのです。したがって、徹底的に基本を身につけることが重要なことであり、呼吸法も何も理解せずに我流で歌っていてはよい歌い手にはなれません。
呼気を長くズムーズに送り出せるようになってはじめて声を乗せてみましょう。呼気がスムーズに出ているか否かを確認するためには、S(スー)とかZ(ズー)の音を乗せて長く伸ばしてみます。長さについては、最初から欲張ることはありません。大切なことはしっかりとした横隔膜の動きによってスムーズに呼気が流れていることを確認することです。真っ直ぐに、揺れ動くことなく一本の絹糸が前方へ流れていくようなイメージを持って行いましょう。そして、少しずつ長続きするように、10秒から15秒、そして20秒というように焦らずに取り組むことです。「急いてはことを仕損じます」!
さて、姿勢についてですが、まずは「スックと真っ直ぐ自然体」が基本ですが、いざ発声という時には、両足をどのように構えて重心をどこにかけるか等々、指導の先生や書物から学んで下さい。はっきり言えることは、踵に重心をかけて後ろにそっくり返るような姿勢や、上体に力を入れて猫背で構えるようなことは許容範囲には無いはずです。くれぐれも、歌唱に適さない姿勢が定着しないように普段のチエックを怠らず、無意識に正しい姿勢が取れるようにしてください。
正しい姿勢の保持を会得したならば、次は呼吸法です。呼吸は横隔膜呼吸(俗に言う腹式呼吸)をしっかり覚えましょう。わかりやすく言えば、「息を吸ったときには下腹部が膨らみ、吐き出した時には凹む」呼吸です。歌唱の時には、吸気と呼気を繰り返すことになりますが、呼気に音(声)を乗せることが発声です。呼吸法を徹底的に練習し、確実に身につくまでは声をださない方がよいとさえ言えます。正しい呼吸法に裏づけされた声でなければ、すぐに壁にぶち当たり、前へ進めなくなります。いったん身についた悪癖を是正することは、とても大変なことなのです。したがって、徹底的に基本を身につけることが重要なことであり、呼吸法も何も理解せずに我流で歌っていてはよい歌い手にはなれません。
呼気を長くズムーズに送り出せるようになってはじめて声を乗せてみましょう。呼気がスムーズに出ているか否かを確認するためには、S(スー)とかZ(ズー)の音を乗せて長く伸ばしてみます。長さについては、最初から欲張ることはありません。大切なことはしっかりとした横隔膜の動きによってスムーズに呼気が流れていることを確認することです。真っ直ぐに、揺れ動くことなく一本の絹糸が前方へ流れていくようなイメージを持って行いましょう。そして、少しずつ長続きするように、10秒から15秒、そして20秒というように焦らずに取り組むことです。「急いてはことを仕損じます」!