なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ユキノシタが咲きはじめました~宇治川散歩2023/5中旬(1)

2023-05-24 05:28:11 | 植物

5月前半は週末になると雨ばかり・・
とぼやいていたのですが、終日降り続かない日は、数時間の止み間を利用してお散歩していました。
今回は天ケ瀬白虹橋スタート、左岸を下流方向に歩き、宇治橋をわたって右岸を戻るというコースです。
GW中、抹茶ソフトを優先して、川沿いの散策をしていなかったのでそのリベンジを兼ねています。

スタートはいつもの白虹橋から下流を見た光景。
空はどん曇りですが、新緑が青々と美しいですね~



お、左岸の橋のたもとから下を見ると・・・


キリ(キリ科キリ属)の花が咲いていました!
やんたんでかなり前に一輪だけ咲いたのを見ていたので、てっきり終わったと思っていました。


ここ以外に、天ケ瀬吊り橋の左岸たもとを見下ろしたところにも・・・
ちょうどいいタイミングだったようで、大きい釣り鐘型の花が鈴なりになっていました。
しかも木が若い!
大きくなってから咲くのかと思っていたので驚きました。


ちょっと先走りましたが、白虹橋を渡って林縁側の路側帯を歩きます。
なごりのモチツツジ(ツツジ科ツツジ属)が一輪。


クサイチゴ(バラ科キイチゴ属)はツヤツヤの赤い実になっていましたね~
キイチゴ属の実はどれも食べられるのですが、生食で美味しいかどうかというと微妙かも・・・


この草はなんでしょうか。
こちらは、ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
もう蕾が付いていたので、花がさくのもそう遠くないでしょう。
葉が三角っぽく茎を抱くので分かりやすいです。


目を川の方に向けると、大きなイロハモミジ(ムクロジ科カエデ属)がどどーんと2本。


緑のレースのような葉が目に優しいです。
こんな写真ではなく、イロハモミジがあったらぜひ見上げてくださいませ。


川の向こうに天ケ瀬吊り橋が見えています。
目的は吊り橋ではなく、奥の方の山の茶色い部分


こちら、まえにもこもこだったシイノキの今の様子。
すっかり花は落ち、赤茶色の新芽に覆われこのような色に染まるのです。


山側に戻ります。
この辺りの林縁、そろそろかなと思っていたあの花が咲きはじめていました。
そう、ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)です!


まだまだ蕾が主流で、まわりは他の草だらけですが、蕾はしっかり膨らんできていました。


斜面の上の方では日当たりがいいのか、結構咲いていました。
工事でいったん減りましたが、走出枝で増えるので、残りの株からあっという間に元に戻りました。
ただし環境が合えば・・・
自宅のユキノシタは日当たりが悪すぎるのか、葉っぱ数枚から増えません。
(でも一応生きています)


少し先には下の2枚の花弁がふっくらした花も。
この場所のユキノシタはいつもこの形なので、ほんの少し変異してるのかもしれませんね。
5数性と言うのでしょうか、花弁5枚、雄蕊10本です。
雌蕊の奥にある黄色い部分は、先日マルバウツギで勉強した花盤だそうです。


で、他の花はと言うと沢山あったスズシロソウは影も形もなくなり・・・
代わりに同じ白のウシハコベ(ナデシコ科ハコベ属)の花が沢山咲いていました。
やる気ない写真なので見えませんが、花柱が5裂して、葉が大きめのハコベはウシハコベです。


クサノオウ(ケシ科クサノオウ属)は相変わらず元気。
ケシ科らしい蕾も見えていますね。


林縁にはもうなにも咲いていなかったので、川側に移動。


イロハモミジの赤いプロペラ可愛いです。


前にも見たこの実を付けた植物。
何なのでしょう・・・
実のなる前は、テイカカズラが沢山生える場所なので、その葉かと思っていたのですが、実が違う!
GLさんに聞いても分からないし、もしご存じの方おられたら教えてくださいませ。


川岸に生える白い花は・・


ご存じノイバラ(バラ科バラ属)です。
花より先に、川風に乗った香りで気づきました。




ということで、左岸で見た花前半はここまで。
明日は、期待していた花のこの時の様子をお届けしますね~

【撮影:2023/5/13  宇治川】

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする