なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~ヒガンバナ

2017-09-25 06:03:23 | みんなの花図鑑
お彼岸のこの時期、ヒガンバナもその名の通り、今を盛りとあちこちで咲き誇っています。
週末、久々出かけた京都府立植物園でも、園内のあちこちに赤い花、時には白い花を咲かせていました。

花だけの写真は皆さん投稿されているので、なつみかんらしいと思っていただける一枚を・・・



後ろの巨木はムクノキです。

このムクノキは上で交差していて、結構な迫力です。


下のほうを見ると彼岸花が咲いていたので、見上げるコラボ写真にしました^^


この写真、左のほうに小さくアオサギくんが写っています。
ここのアオサギは見ても全然逃げないので、写真撮り放題。時々、水からあがって、地面をつついてミミズか何かを食べていました。




水面をオニヤンマがスイスイ。なぜか枝にぶら下がってくれたので撮れました。


ヒガンバナは墓地と縁があって嫌いという方もおられますが(うちの母もそうでした)、紅白揃うと、ちょっとおめでたい感じに♪





今日はこの辺で~^o^/

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植物小ネタ集(2)モクゲンジとフウセンカズラ

2017-09-24 07:48:14 | 植物
9月初旬、宇治市植物公園に行ったときに見たこの木。



一瞬、枯れ始めてる?
いえいえ、これは実が熟しているのです。

この木はモクゲンジ
変化が面白く、一年を通じてフォローしている木の一つです。

今回、実をしげしげ見ているうちにあることに気付きました。
茶色くなった実が割れると、黒い種がいくつか入っています。
最近こんな実を見かけたような・・・

フウセンカズラ


ちょちょっと、それって無理があるんじゃない?
と思われたことでしょう。

それで、下に落ちていた実を数個拾って、家にあるフウセンカズラと比べてみることにしました。

まず外観から。左がフウセンカズラ、右がモクゲンジです。


縦に割ってみます。


横に割ってみます。


明らかに似ています!!!

そこで、調べてみました。
モクゲンジ:ムクロジ科モクゲンジ属。中国原産ですが、古く渡来して日本で高木になっているものも多いそうです。

フウセンカズラ:ムクロジ科フウセンカズラ属。熱帯・亜熱帯のアジア・アフリカ原産の草本。

どちらもムクロジ科でした~^o^
ムクロジといえば、その黒い種子を羽根衝きに使うことで有名ですが、それと仲間だったんですね。
そもそも、モクゲンジという名前は、ムクロジが訛った名前だそうです。

疑問氷解!
ではせっかくなので、両者の花と実も比べてみましょう~^^/

モクゲンジ・花(7月8日)


フウセンカズラ・花(7月8日)


モクゲンジ・青い実(7月30日)


フウセンカズラ・青い実(8月10日)


う~ん、実は似ていますが、花はそれほど似ていないですね。

それでは、最後に、モクゲンジの木の全体像。


フウセンカズラの今年の収穫・・・




ハートのお顔でバイバイ!












コメント (14)
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今日の一枚~堤防でであった美人さんたち

2017-09-23 07:27:28 | みんなの花図鑑
今堤防を歩くと、夏の名残と秋の始まりの花を見ることができます。

先週行った宇治川の花から、色の綺麗な美人さんを特集しました。

まずは夏の名残から・・・

最初はピンクのヒルガオ



ヒルガオ科ヒルガオ属。花期は5~9月。
アサガオに似ているが、昼になってもしぼまないことから、名付けられた名前です。
堤防には比較的色が綺麗で大降りに花が多く、咲いていると結構目立ちます。
さすがにこの時期には数が減っています。

 

つぎは、青いツユクサです。



ツユクサ科ツユクサ属。花期は6~9月。
朝露のように昼には消える(しぼむ)ことから名付けられたという説があるそうですが、秋のこの時期には、昼間も咲いていました。


昔、花をつぶして色水を作ったことを思い出します。
水溶性の色素なので、友禅の下絵書きに使われるそうです。

お次は秋の始まり

皆さんの投稿でも最近多くなってきた赤いヒガンバナです。



ヒガンバナ科ヒガンバナ属。
花期は9月中旬で、まさに秋のお彼岸の頃ですが、8月下旬にも咲いているところがあったようです。

いつも不思議に思うのですが、堤防のところどころで見られる彼岸花はどこから来たのでしょう??


そして本日ラスト、淡い黄色のアキノノゲシです。



キク科アキノノゲシ属。花期は8~11月。
可憐な花ですが、草全体はかなり大きくなり、人の背丈を越える株もあります。
今回は、咲きはじめだったので、それほど大きなものは見られませんでした。


地味好きではありますが、このように綺麗な色を見つけるとウキウキします^o^






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今日の一枚~ノゲイトウ

2017-09-22 05:46:12 | みんなの花図鑑
今、うちの庭で一番可愛い子、背高のノゲイトウです♪



今から10年以上前、宇治川堤防に咲いていた花を一株持ち帰り植えたのが始まりでした。
ヒユ科セロシア属。乾燥に強くとても丈夫なこの花は、元々は園芸種でしたが、関東以西の各地で野生化しているそうです。

Wikipediaには1m程度に成長する、と書いてありましたが、わが家ではこの通り、2mを越す高さになっています。


台風の時には倒れないように、星夫がしっかりとくくりつけました。
 

かつて宇治川堤防にはびっくりするくらいノゲイトウが繁っていました。
この写真は2010年に撮った写真です。


ところがその後堤防の改修工事が行われ、いったん全滅しました。
その後、しばらく寂しい状態が続きましたが、2015年少しですが咲いているのを確認。
今年もコンクリートの隙間から綺麗な花を咲かせていました。





虫も来ています。


優しいピンクに和みます。ドライフラワーにもピッタリです。


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今日の一枚~マメ科3種盛り(2)

2017-09-21 06:13:44 | みんなの花図鑑
マメ科第二弾です^^

台風一過の青空の下、久しぶりに宇治川の堤防を歩いてみました。
今の時期、元気いっぱいなのがマメ科のお花たち。
一年ぶりに元気な姿を見せてくれました。

さて、今日も3種類のお豆ちゃんをご紹介~♪

その1 ヤハズソウ


マメ科ハギ属。先月行ったときにはまだでしたが、今回は超ミニサイズの花がぽつぽつ咲いていました。
アップで見ると、結構可愛い形です♪


とにかく、堤防にびっしりと生えていました。
 

ヤハズソウは、葉の先をつまんで引っ張ると、矢筈形に千切れることから付いた名前です。
やってみました。


蝶とともに・・・


その2 ヤブツルアズキ


マメ科ササゲ属。学名では、Vigna angularis var. nipponensis といい、栽培されているアズキ(Vigna angularis)の仲間です。
野生種のこちらは、薮の中でツルになっているアズキということで、名付けられました。
写真では分かりにくいですが、小葉に切れ込みがあります。


宇治川堤防で昨年はじめて見つけて、今年は2箇所でかなり沢山の株が見られました。
花と実を同時に見られる写真です。実はアズキのミニチュア版のような感じです。


よく似た植物に、ノアズキ(マメ科ノアズキ属)がありますが、こちらは花がそっくりなのに属が違います。
実を見れば、違いがよく分かります。
下の写真は、去年木津川堤防で撮ったノアズキ。サヤエンドウみたいな実がなっています。
よく見ると、小葉に切れ込みがなく、小さいクズの葉のような感じです。



その3 ネコハギ


マメ科ハギ属。Kiteさんのお写真で初めて名前を知り、今年初めて実物を見て感激しました。
地を這うタイプのハギで、花は非常に小さく、これまで見ても気付いていなかったのだと思います。
名前の由来は、毛が沢山生えているから猫にたとえたとのこと。
花のアップ。確かに毛が葉に沢山生えています。でも肉眼では見えません^^;



マメ科特集、いかがでしたか?
魅力たっぷりのマメ科の花。また機会があればご紹介しますね^o^/

コメント (24)
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