なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

2017年9月の伊吹山(その2)

2017-09-12 06:08:14 | みんなの花図鑑
今日は朝から猛烈な雷雨・・・仕事に行けるのか・・・~_~;;

それはともかく、伊吹山特集二日目は、早くもメインイベント!

伊吹山に9種類あると言われる固有種のうち、現在みられる2種を見ることができたので、その写真を紹介します。
またその他にも「イブキ」の名が付く3種類も・・・
山頂の光景もおまけにつけての豪華版です^o^/


まずは、今回全山で見られた花つきの良い豪華なアザミ、コイブキアザミ(キク科アザミ属)です。


沢山生えているので珍しい花であることを忘れそうになりますが、環境省レッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。
背が高くて棘だらけなので、食害や、踏みつけ害から免れたのでしょうか。
いつまでもこの姿を見せてほしいものです。

コイブキアザミ色々。







お次も伊吹山固有種のルリトラノオ(オオバコ科ルリトラノオ属)です。


最盛期が7~8月ということで、この時期種になっている姿も多かったですが、まだまだ元気な瑠璃色の花を見せてくれました。
クガイソウに似た花を付けますが、葉が対生であることから区別できます(クガイソウは輪生)。

園芸種でもルリトラノオという花が販売されていますが、近縁種なのでしょうか?

青空とともに・・・


ここから後は、「イブキ」の名は付きますが、固有種ではありません。

まず、イブキゼリモドキ(セリ科シラネニンジン属)。別名ニセイブキゼリ。
イブキに生えるのにモドキやニセという名前は気の毒ですが、別に「イブキゼリ」という花があったので、仕方ないそうです。

細かい花が密集して、白とピンクの混ざり具合が絶妙です。
温度が下がるにつれて、赤みが増すとのこと。


コアカソとともに・・・


全身像。いかにもセリ科ですが、背はそれほど高くありません。



次は、泣く子も黙る(?)、トリカブト。伊吹に自生するイブキトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)です。
シーズン最盛期はこれからです。



最後は、夏に咲くイブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)がたった2輪だけ咲いていました。





いろいろな花を見ながら登っていると気分がだんだんハイになってきます。

西登山道から見た光景。


山頂には伊吹山ゆかりの日本武尊の像が・・・
古事記や日本書紀に、日本武尊がここ伊吹山の神(伊吹大明神)と戦って敗れたという伝説があるそうです。


以前は山頂の遊歩道沿いには一面のお花畑だったそうですが、今は寂しい状態になっています。


昔の状態に復活するように保護活動なども行われているそうですが、なかなか減少に歯止めがかからないとか・・・
協力できることがあるならしたいです。

なんだかとりとめのない記事になりました。
明日も続くので、よろしくお願いします!






コメント (16)
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