長くお付き合いいただいた伊吹山の9月の花特集、昨日の<その8>で終了しましたが、実は大事な植物をひとつ紹介していませんでした。
それは、オオヨモギです。
百人一首に、
「かくとだに えやは伊吹のさしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」
という藤原実方さんの歌がありますが、ここに出てくる「さしも草」がオオヨモギです。
「燃ゆる」とあるように、この時代から、伊吹山のオオヨモギを原料にしたもぐさが作られていたことが分かります。
私が子供のころは、悪さをしたら「やいと据えるで!」と叱られたものですが、今の子供さんは「やいと」(お灸)が何かも知らないではないでしょうか。
もぐさを背中に点々と置いて火をつける姿は、子供心に恐怖だったのを覚えています。
オオヨモギはキク科ヨモギ属で、近畿から北に分布するそうです。
普段見かけるヨモギとの違いは、背の高さ(2m近くになる個体もある)と花の多きさ(頭花が太い)くらいで、後は咲いている地域や場所で区別するしかなさそうです。
このオオヨモギの葉の裏は白い毛が沢山生えていて、この毛からもぐさが作られるとのこと。
(今でも亀屋佐京商店というところが伊吹もぐさの製造販売をしておられるそうですので、詳しく知りたい方は検索してみてください。結構面白いです。)
葉の裏の様子。確かに白いです。(トリミングしたのでボケボケですみません)
花の様子。
花のアップ。
登山道脇に群生していました。
今年5月に撮った新芽の様子。やわらかい毛が生えているのが分かります。
さて、いかがだったでしょうか?
ヨモギの写真も比較で載せようかと思いましたが、長くなるのでヨモギはヨモギで別の一枚にしますね~
それは、オオヨモギです。
百人一首に、
「かくとだに えやは伊吹のさしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」
という藤原実方さんの歌がありますが、ここに出てくる「さしも草」がオオヨモギです。
「燃ゆる」とあるように、この時代から、伊吹山のオオヨモギを原料にしたもぐさが作られていたことが分かります。
私が子供のころは、悪さをしたら「やいと据えるで!」と叱られたものですが、今の子供さんは「やいと」(お灸)が何かも知らないではないでしょうか。
もぐさを背中に点々と置いて火をつける姿は、子供心に恐怖だったのを覚えています。
オオヨモギはキク科ヨモギ属で、近畿から北に分布するそうです。
普段見かけるヨモギとの違いは、背の高さ(2m近くになる個体もある)と花の多きさ(頭花が太い)くらいで、後は咲いている地域や場所で区別するしかなさそうです。
このオオヨモギの葉の裏は白い毛が沢山生えていて、この毛からもぐさが作られるとのこと。
(今でも亀屋佐京商店というところが伊吹もぐさの製造販売をしておられるそうですので、詳しく知りたい方は検索してみてください。結構面白いです。)
葉の裏の様子。確かに白いです。(トリミングしたのでボケボケですみません)
花の様子。
花のアップ。
登山道脇に群生していました。
今年5月に撮った新芽の様子。やわらかい毛が生えているのが分かります。
さて、いかがだったでしょうか?
ヨモギの写真も比較で載せようかと思いましたが、長くなるのでヨモギはヨモギで別の一枚にしますね~