Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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M4A3シャーマンで塗装実験という練習。

2021年01月24日 15時12分24秒 | プラモ(米軍車両)
ほんとに汚れが凄いのなんの、40年の野ざらしは伊達じゃない(笑)。
車体の上下がうまく外れてくれたので、お湯を入れた洗面器の中で食器用洗剤使ってじゃぶじゃぶ洗いました。
お洗濯、乾き待ちの図

洗ったあとの洗面器の底に沈んだ汚れにびっくり、これがほんとのウォッシング(笑)
細かなパーツの欠損がいくつかあるので普通ならその修復が先となりますが、今回は完成目的ではなくあくまで塗装実験、さっそく塗りに入ります。

今回初めてサーフェサーを使ってみました。
特に必要かと言えばそうでもない気もしますが、ものは試しで・・・
筆塗りでムラムラ状態ですが、決して冬季迷彩ではございません(笑)。
サーフェサーはあっと言う間に乾いてしまうんですね。
で、タミヤ水性アクリルのOD色をベタ塗り。

OD色そのものは茶色っぽいのから明るめの緑まで振れ幅が大きくて悩みの種でもあり、タミヤのOD色はだいぶ色が濃いというか黒っぽいですが、今回は悩まず瓶のママ普通に筆塗りです(・・・っていつも悩まないですけどね)。
これで下準備が完了。

ここからが実験、まずはドライブラシ用の塗料の調色。

OD色にバフとフラットイエローを少し加え最初のOD色より少しだけ明るい色を作ります。
もちろん最初のベタ塗りと同じ溶剤の塗料を使います。
ドライブラシで擦るうちに下の層の塗膜とブレンドさせるのが目的なのです。

写真の発色がいまいちでわかりにくいですが、1回目のドライブラシ後。


人によって好き嫌いはあるかと思いますが、どうでしょうか?。
私的には最初の試みとしては悪くないんじゃないかと・・・塗色に深みが出てくるような。

調子に乗ってさっきの色よりまたわずかに明るく調色して2回目のドライブラシ、

こんどは車体や砲塔の上面部分を中心に行ってます。モデュレーションと言うのかグラデーションと言うのかモデルの上に行くほど明るくして行くという例の手法です(のつもり)。

写真がヘタクソですみません。
以上、40年前に松本州平氏が行っていたドライブラシ法の模倣実験でありました。
意図的にムラを作り出して行くような、基本塗装とウェザリングを同時に行うような手法でもありますね。もう少し慣れてくれば面白い手法になるかもです。

今回の実験の所感
1:最初のベタ塗りはしっかり2度塗りくらいはした方が良いかも。
2:ドライブラシ用の調色、明るさの調整は微妙に慎重に(ここは経験値が大事)。
3:ドライブラシに付けた塗料はウェスやティッシュでよく落とすこと(これでもかというくらいに)。
4:ドライブラシのかけ始めは汚く見えますが、それにめげずにしつこく擦り続けること(やり始めはほんとに大丈夫かと思うくらい酷いです)。
特に3と4は重要与件でありました。
あと、力を入れ過ぎないというのも大事かも。

ところで、このシャーマンは最後まで完成するのでしょうか?・・・どうなりますやら。

本日のBGM

ジミ・ヘンドリックス、BBC放送のライブテイク。
未だにこんな音楽を聴いてる進歩のない爺でありました(笑)