プラモネタが続いております、何故ならこれが一番楽なので。
スピーカーはお金と頭と体力を使います。
音楽ネタは頭を使い感性を深めねばなりませぬ。
アウトドアやスポーツついでにグルメもまったく興味なし。
プラモは長年の積みプラ在庫処理なので使うお金は塗料代だけ。若干視力を消耗しますが、元々ド近眼の私は老眼になってもメガネを外せば近くのものはバッチリ見えます。指さえ動けば大丈夫。
組み立ては誰がやっても結果はみんな同じなので(ディテールアップをしないという条件で)、作り手の個性が出るのは大半塗装の部分と言うことになり、やはりそこが楽しい大人な部分ということになります。
なので少し塗装の事を書いておこうかなってことでございます。
基本ライトモデラーの私は筆塗りしかしません。エアブラシのことは全くわかりません。というのが前提になります。
模型塗料は基本的に(私の知る範囲で)大きく分けて3種類になるかと思います。
溶剤の種類によって乾きの早い順にラッカー系、エナメル系、アクリル系になります。筆塗り専門の私は基本塗装をアクリル系、汚し塗装をエナメル系という使い分けです(至極一般的)。
基本塗装と汚し塗装は溶剤の種類を変えないと色が溶け合ってグチャグチャになります。
で、基本塗装についてですが、筆ぬりの場合は乾燥時間が長い方が筆ムラができにくくなります。何故かというと塗膜が乾くまでの間に塗膜の厚い方から薄い方へ均一なろうと流れて行くからです。とは言うものの通常の塗料の場合1回だけの塗りでは綺麗になりません。
通常2回~3回重ね塗りすることになります。
筆塗りのコツはとにかくムラを気にしない、ササッと塗るということに尽きます。
2~3回重ね塗りするとたいがいは綺麗になります。その時に重要なポイントは1回目の塗装をよく乾燥させてから2回目を塗る、3回目は2回目がよく乾いてからという事になります。
生乾きの内に重ね塗りすると最初の塗膜を筆が掬い取ってムラが一層ひどくなります。
意図的にそういう性質を利用した塗装法もありますがかなりな高等テクニックになります(松本州平のドライブラシ法を知ってる人は相当なオールドマニアかと)。
2回目以降の重ね塗りの場合、筆を動かす時にあまり抵抗感なくス、スーッと伸びるように塗れて行くって感じがベストです。ちょっと慣れないと難しい感覚かもしれません。アクリル塗料は水で薄められるので便利です。買ったばかりの塗料でも店頭での在庫期間が長かったものは濃くなりすぎているのがママあったりします。多少は経験も必要かと思いますが、塗った傍からムラを修正しようとしないが最重要なポイントでございます。
ついでに乾燥時間についてですが、塗料の種類や塗装のやり方や気象条件によってマチマチにはなりますが、つや消し系の塗料が多い私の場合は2~3時間おいただけで重ね塗りしちゃいます。が、できるだけ半日以上は置いた方が良いと思われます。ツヤありの場合は特に1昼夜以上置いた方が無難です(ツヤ塗装は筆むらが目立ちます)。じれったいですがこれが肝心な部分。なので完成を焦ったり急ぐのは禁物、絶対になりませぬ。気持ちをゆったり保って過程を楽しみましょう~、常に納期が着いて回る仕事じゃないのでね。
更に突っ込むと重ね塗りの時の塗料の濃度も少しだけ気にしておく必要がありそうです。濃過ぎず薄過ぎずがポイントです。濃すぎると塗料の伸びが悪くなり特に重ね塗りの際は筆に無駄な力が加わり下地を冒してしまいます。薄すくて悪くなることはそんなに無いかもですが無駄に塗料が流れて必要のない部分に色が着いたり、重ね塗りの回数が増えるので時間と労力が無駄になります。
うまく行かなかったり失敗したと思った場合、溶剤を含ませた布ギレ(いわゆるウェス)で拭き取ったり、細かい部分はたっぷり溶剤を含ませた筆で塗膜を溶かして流したりで一定のリカバリーは可能です。塗膜の凸凹がなく厚みもそれほどなければそのまま重ね塗り。凸凹ができるほど塗膜が厚くなっていたら目の細かいサンドペーパー(800番以上?)で地ならしという方法もあります(気を付けてやらないとモールドもいっしょに削っちゃいますけどね)。
作業工程ごとに写真を撮っていれば事例としてわかりやすく紹介できますが、私が一番苦手とする部分なので申し訳ございません(作業中は余計な事を考えたくないんです)。
で、これは去年30年ぶりに発掘された道具箱の中にあった現在使用中の筆一式でございます。
左から順に基本平面塗装用の平筆が2本(案外、細いのを使ってます、この辺は人それぞれの使い勝手かと)。
左から3本目が細部塗装用の面相筆(案外、太いの使ってます、フィギュア以外はこれでたいがいは大丈夫)
4本目がフィギュア類専用面相筆(穂先が乱れる度にハサミで切り落としてるので段々短くなってきます)。
5本目が汚し専用必殺ドライブラシ(これも上記理由で少しづつ切り落としてるので限界まで短くなってます)。
6本目が迷彩境界線ぼかし専用ドライブラシ(細目の平筆の穂先を切り落としてます、元は5mmくらいの長さにしてましたが乱れがひどくなると切っちゃうのでかなり短くなって限界が近づいてます)。
あとこれ以外に気分で使い分ける筆(意味不明)がいくつかあったりします。
30年越しの筆達もそろそろ更新が必要かなという今日このごろ
ちょっと長くなって疲れてきたので、続きは別の機会にってことで。
以上、これもスピーカーと同じでマニアな方々からは鼻で笑われてしまう内容でございましょう。
まっ、自分が楽しめればそれで良いのでございます、どこまでやっても自己満足に違いはございません。
(投稿後、若干加筆してます)
スピーカーはお金と頭と体力を使います。
音楽ネタは頭を使い感性を深めねばなりませぬ。
アウトドアやスポーツついでにグルメもまったく興味なし。
プラモは長年の積みプラ在庫処理なので使うお金は塗料代だけ。若干視力を消耗しますが、元々ド近眼の私は老眼になってもメガネを外せば近くのものはバッチリ見えます。指さえ動けば大丈夫。
組み立ては誰がやっても結果はみんな同じなので(ディテールアップをしないという条件で)、作り手の個性が出るのは大半塗装の部分と言うことになり、やはりそこが楽しい大人な部分ということになります。
なので少し塗装の事を書いておこうかなってことでございます。
基本ライトモデラーの私は筆塗りしかしません。エアブラシのことは全くわかりません。というのが前提になります。
模型塗料は基本的に(私の知る範囲で)大きく分けて3種類になるかと思います。
溶剤の種類によって乾きの早い順にラッカー系、エナメル系、アクリル系になります。筆塗り専門の私は基本塗装をアクリル系、汚し塗装をエナメル系という使い分けです(至極一般的)。
基本塗装と汚し塗装は溶剤の種類を変えないと色が溶け合ってグチャグチャになります。
で、基本塗装についてですが、筆ぬりの場合は乾燥時間が長い方が筆ムラができにくくなります。何故かというと塗膜が乾くまでの間に塗膜の厚い方から薄い方へ均一なろうと流れて行くからです。とは言うものの通常の塗料の場合1回だけの塗りでは綺麗になりません。
通常2回~3回重ね塗りすることになります。
筆塗りのコツはとにかくムラを気にしない、ササッと塗るということに尽きます。
2~3回重ね塗りするとたいがいは綺麗になります。その時に重要なポイントは1回目の塗装をよく乾燥させてから2回目を塗る、3回目は2回目がよく乾いてからという事になります。
生乾きの内に重ね塗りすると最初の塗膜を筆が掬い取ってムラが一層ひどくなります。
意図的にそういう性質を利用した塗装法もありますがかなりな高等テクニックになります(松本州平のドライブラシ法を知ってる人は相当なオールドマニアかと)。
2回目以降の重ね塗りの場合、筆を動かす時にあまり抵抗感なくス、スーッと伸びるように塗れて行くって感じがベストです。ちょっと慣れないと難しい感覚かもしれません。アクリル塗料は水で薄められるので便利です。買ったばかりの塗料でも店頭での在庫期間が長かったものは濃くなりすぎているのがママあったりします。多少は経験も必要かと思いますが、塗った傍からムラを修正しようとしないが最重要なポイントでございます。
ついでに乾燥時間についてですが、塗料の種類や塗装のやり方や気象条件によってマチマチにはなりますが、つや消し系の塗料が多い私の場合は2~3時間おいただけで重ね塗りしちゃいます。が、できるだけ半日以上は置いた方が良いと思われます。ツヤありの場合は特に1昼夜以上置いた方が無難です(ツヤ塗装は筆むらが目立ちます)。じれったいですがこれが肝心な部分。なので完成を焦ったり急ぐのは禁物、絶対になりませぬ。気持ちをゆったり保って過程を楽しみましょう~、常に納期が着いて回る仕事じゃないのでね。
更に突っ込むと重ね塗りの時の塗料の濃度も少しだけ気にしておく必要がありそうです。濃過ぎず薄過ぎずがポイントです。濃すぎると塗料の伸びが悪くなり特に重ね塗りの際は筆に無駄な力が加わり下地を冒してしまいます。薄すくて悪くなることはそんなに無いかもですが無駄に塗料が流れて必要のない部分に色が着いたり、重ね塗りの回数が増えるので時間と労力が無駄になります。
うまく行かなかったり失敗したと思った場合、溶剤を含ませた布ギレ(いわゆるウェス)で拭き取ったり、細かい部分はたっぷり溶剤を含ませた筆で塗膜を溶かして流したりで一定のリカバリーは可能です。塗膜の凸凹がなく厚みもそれほどなければそのまま重ね塗り。凸凹ができるほど塗膜が厚くなっていたら目の細かいサンドペーパー(800番以上?)で地ならしという方法もあります(気を付けてやらないとモールドもいっしょに削っちゃいますけどね)。
作業工程ごとに写真を撮っていれば事例としてわかりやすく紹介できますが、私が一番苦手とする部分なので申し訳ございません(作業中は余計な事を考えたくないんです)。
で、これは去年30年ぶりに発掘された道具箱の中にあった現在使用中の筆一式でございます。
左から順に基本平面塗装用の平筆が2本(案外、細いのを使ってます、この辺は人それぞれの使い勝手かと)。
左から3本目が細部塗装用の面相筆(案外、太いの使ってます、フィギュア以外はこれでたいがいは大丈夫)
4本目がフィギュア類専用面相筆(穂先が乱れる度にハサミで切り落としてるので段々短くなってきます)。
5本目が汚し専用必殺ドライブラシ(これも上記理由で少しづつ切り落としてるので限界まで短くなってます)。
6本目が迷彩境界線ぼかし専用ドライブラシ(細目の平筆の穂先を切り落としてます、元は5mmくらいの長さにしてましたが乱れがひどくなると切っちゃうのでかなり短くなって限界が近づいてます)。
あとこれ以外に気分で使い分ける筆(意味不明)がいくつかあったりします。
30年越しの筆達もそろそろ更新が必要かなという今日このごろ
ちょっと長くなって疲れてきたので、続きは別の機会にってことで。
以上、これもスピーカーと同じでマニアな方々からは鼻で笑われてしまう内容でございましょう。
まっ、自分が楽しめればそれで良いのでございます、どこまでやっても自己満足に違いはございません。
(投稿後、若干加筆してます)
重ね塗りをするにしても数時間どころか一昼夜寝かせるだなんて…。
愚問かもしれませんがドライヤーで強制的に乾かすってのはだめでしょうか…。
往生際が悪くてすみません。
それにしても物持ちがいいですね。道具を大切にする姿勢に敬服いたします。
もしかして積みプラの中に海上自衛隊の護衛艦などは含まれていないでしょうか?
ヤフオクで物色中なもので(笑)。
もう少し早くアドバイスすべきでした。ネット上でいろいろ調べてらっしゃったようだったので・・・。
でもやり方は人それぞれでそれが個性に繋
がりますので、その意味で失敗も貴重な経験かと・・・。
しか~し、ドライヤーはどうなんでしょうね。投稿記事の通り遅い乾きが滑らかさの根拠になりますんで・・・でも試さなきゃわかんないという・・・新たな技法を開発できるかも。
>物持ちがいいですね。
というか、偶然発掘された道具箱により筆といっしょにニッパーだのピンセットだのヤスリだのピンバイスだのプラモ必須の工具類が発見されてしまったのでこりゃ作るしかないっていう事で火が着いちゃった次第でございます。
>海上自衛隊の護衛艦
艦船モデルには強固な苦手意識がありまして残念ながら在庫はございませんです。
英戦艦ロドネイとか米海軍オリバーハザードペリーとかウォーターラインモデルも若干積みプラされておりましたが、手を着けられず3年ほど前に他のものとまとめて売却してしまいました。
なので現在庫は陸ものと空もの数キットだけになっております。申し訳ございませ~ん。
それにしても最近のキットは高過ぎ~!