
日本三大桜の一つ根尾の薄墨桜(岐阜県本巣市)を観に行ってきました。
僕自身は10数年前に観たことがありましたからもういいかなと思っていましたが、
同行者が薄墨桜の花を観た事が無いと言うので、久しぶりに訊ねてみました。
今年は比較的花の付きが良いと新聞にも書いてありましたが、
確かに以前行ったときよりも、しっかりと花を咲かせている感じでした。
新聞によると、なんでも今年の8月に薄墨桜の種を宇宙に持ち出し、8ヶ月後に再び持ち帰り、
宇宙帰りの薄墨桜として地域起こしに利用されるそうです。

この薄墨桜は樹齢1500年を誇る老樹で国の天然記念物です。
数十本の支柱に支えられながら懸命に花を咲かせる姿に、
感動される方も多いと聞きますが、正直言って僕個人は、
人間達の価値観や都合で大手術をされ延命装置を取り付けられた姿に、
ただただ哀れさを感じてしまいます。
自然が普通に土に還れない自然って何なんでしょうね?
