新潟へ行く上越線(在来線)の「土合」という駅は谷川岳へ登る人達が利用する駅です。上り線は、昔出来たので、地上にありますが、下り線のホームは、トンネルの中にあるのです。下り列車に乗る人の改札は十分前に締め切ります、と時刻表にも明記されています。というのも改札が地上にあり、そこから、下り線のホームまで延々、階段を下りていくのです。途中に休憩所もあります。階段の数を数えた事は無いのですが、下り列車を降りて階段を上って、改札に着いた時、目眩がした記憶があります。地上に出ると、晴れていれば、きれいな山々が雪を頂き、見え、空気も美味しく最高なのですが、この階段は・・・挑戦してみて下さい。
僕は、亡くなられた宮脇俊三さんの鉄道エッセイが大好きで、「時刻表二万キロ」の時代から、読んでいます。鉄道マニア・・・いわゆる「鉄チャン」にも、分類があって、「鉄道の写真を撮るのが好きな人」「鉄道模型が好きな人」「鉄道に乗っているのが好きな人」、とても乱暴な分け方ですが、僕はいちばん後者に入ります。最近は行きませんが、二泊三日とか三泊四日で、東北の鉄道に朝七時から夜八時頃まで一日ずっと乗り続ける旅に出かけていました。好きな本を読みながら、ウォークマンで、好きなサザンの曲を聴いて、乗り換え以外は一切、列車から降りないのです。名所旧跡にも絶対行きません。ローカル線で、本を読んでいて、ふと目を上げると、列車のすく゛近くの家でおばさんが洗濯物を干していたり、中学生がヘルメットをかぶって自転車に乗っていて、そうした風景のなかをどんどん進んでいくのに魅力を感じています。雪の降り出した今の時期の推薦は、「五能線」です。東能代から弘前の間を走っていて、日本海沿いを走ります。きっと、今の時期は横殴りの雪と荒れた日本海が見れて、旅情を誘う事でしょう。途中の「五所川原」で途中下車して、津軽鉄道に乗り「金木」という駅で降りて、太宰治の生家「斜陽館」を見るのも楽しいです。今はやっていないかもしれませんが、この「斜陽館」、僕が行った頃は、一階が食堂になっていて、「つけ麺」がとても美味しかったのを憶えています。雪が大好きなら、「只見線」をお薦めします。会津若松から新潟県の小出までを走っています。凄い豪雪地帯で、こんなところに「駅」を作っても乗る人が住んでいるのかなぁと思うようなところを走ります。
岩井志麻子の小説は面白いです。「ぼっけぇきょうてい」(岡山弁で「とても怖い」という意味・・・うちの母の実家が岡山なもんで)は、とても怖く面白い小説でした。今、新たにブームになりかけている江戸川乱歩も、初期の作品だとか、戦中に発禁になった「芋虫」などは怖いけど、面白いと思います。「家畜人ヤプー」も好きです。変人ですね。それで今回のテーマは、小川未明なのですが、この童話作家をご存知でしょうか。代表作は「赤いローソクと人魚」です。初めて読んだ時、なんで、子供の為に書かれた童話がこんなに怖いんだと思いました。大人になって、講談社文庫から、「小川未明童話集」が出ていたので、思わず買ってしまい、今、会社の机の引き出しの中にあります。童話に興味のある方は、他の作品も怖いですから、一度読んでみて下さい。
僕は「女性週刊誌」「少女漫画」「レディス・コミック」などを読まない。「ファッション誌」も勿論、読まない。女性すべてに言える訳ではないが、女性の生活の大きな「要素」の一つが「恋愛」である。かつて「白雪姫」の女王が言いました。「鏡よ、鏡よ、鏡さん、世界でいちばん美しいのはだあれ?」と。それが今の活字やテレビ媒体でも生きているのです。「自分のいちばん好きな男を彼氏にしたい」という感情が常に女性の中にあって、「さとう珠緒」を女性が嫌いな女性タレント栄光の第一位に選ばせるのも、この「白雪姫理論」から来ていると元旦の夜、僕は考えています。つまり、「自分のいちばん好きな男性・・・或いは男性一般に『女性として、媚を売る女性』は、嫌われるのです。自分の「彼氏」を取られそうな女性タレントは女性に嫌われる傾向があります。ドラマでは、最近、視聴率は低下気味ですが、「渡る世間は鬼ばかり」や「大奥」などは、「他人(女性)の不幸は蜜の味」だと、女性は感じているのではないかと僕は推測しています。その大きな理由は、「恋愛」をして、少しでも「能力(金銭でも、地位でも、容姿でも、心でも)」高い人との間に子孫を造るという「神様」がいるなら、「神様」が決めた「子孫繁栄」の法則に従って、生きているからでしょう。車を運転していて、とても危ないのが「おばさんの自転車」です。突然飛び出してきたり、後ろも見ずに、急に曲がったり。これの説明は、女性は本来「自分の子供を守らなければいけないという本能」があると思うのです。その為には、他のすべての事を犠牲にして、育児に励みます。「危ない自転車のおばさん」は、その本能の名残りだと思います。自分の子供を中心に考える事は当たり前で、正しいのですが、子供の事から離れても、「自分中心の行動」をしてしまっているのに、気付かないだけだと思います。悪い意味で言っているのでは無く、女性の本能がそうさせているのでしょう。だから、「自転車暴走おばさん」も許してあげて下さいね。
明けましておめでとうございます。元旦ですね。「元」は「初め」という意味でしょうが。「旦」にはどんな意味があるのでしょう。薄曇の大阪です。寒い。妹のところの子供たちとうちの子供たち、合わせて、5人が朝からトランプで遊んでいます。長女がおせちを食べる箸に「それぞれの名前」を書いています。昨夜は、「ナイナイ」を見て寝ました。去年の方が面白かったかなぁ。昨夜は、焼酎ボトル半分くらいで、自分としては自制したつもり。でも、このまま「脂肪肝」が続けば、「肝硬変」→「肝臓ガン」というコースを辿るかも。新聞の死亡欄で死因が「肝不全」と載っているとドキッとします。正月から縁起の悪い事を書きましたね。「縁起」とは、「他人と新しい関係が起こる」という意味合いでしょうか。子供たちが今日は何をして、遊ぶの?と聞きます。正月は子供たちにとって、「お年玉を貰う以外」は結構退屈なのですね。僕の子供の時もそうでしたから。一人っ子だと、とても退屈だと思います。昨日、お墓参りに行ってきました。実は、うちの家の先祖は高知出身で、高知のお墓が区画整理の時、父が高知に行って、土葬された13人の骨を荼毘に伏し、神戸のお墓に入れたと、母が言っていました。日本人は「骨」にこだわる民族です。太平洋戦争で戦死した人の「遺骨」を探したりするのも、「遺骨」に「大切なもの」を感じるからだと思います。タイの津波の被害は甚大です。新潟県中越地震といい、地球が「人類、お前たちの生き方はおかしいよ」と警告しているようにも思えます。被害にあった方々、亡くなられ方々には不謹慎な発言かもしれませんが。奈良の女児殺人事件も、かつての日本ではあまり起こらなかった事件です。「日本人の心」は、「ゲーム」などに蝕まれているのかもしれませ。神戸の「さかきばら」が「さあ、ゲームの始まりだ」と書いた様に。でも、こうした事に気付いている日本人も多いと思います。TBSが「涙そうそう」で番組等の企画を募集しているのは、確かに「時代を捉えています」。
今年も、いろんな文章を書いていきたいと思います。良かったら、読んで下さいネ。
今年も、いろんな文章を書いていきたいと思います。良かったら、読んで下さいネ。