日本から、日本のSF小説が無くなった。今、売れるのは、「ミステリー」と「恋愛小説」。かつては、小松左京、筒井康隆、豊田有恒、半村良、等、日本にもSF小説と言われるものがあったが、読み手がいなくなり、売れないので、作家が育たないのか、「SF」というジャンルが今の日本では存在し得ないのか、どちらだろう。世の中に「余裕」が無いからかもしれない。CGの発達により、ハリウッド映画等で、SFを見れてしまうという要素もあるかも。でも、多分、SFが書きづらくなった要因は、「日本の未来」が全く見えないで、人々が生きているからだ。断言してしまった。なんで、こういう発想を思いついたかというと、「日本沈没」という小松左京の小説がベストセラーになり、売れていた時代があった事を思い出したのだ。スマトラ沖地震・・・東京でも、いつ地震があってもおかしくない。そんな時、SFを読みたいかというと、その気力は今の日本人に無いのではないだろうか。つまり、「現実」が「SF」を越えてしまった部分が多くなってきて、SFが成り立ちにくくなっているのかもしれない。テレビの「11PM」が成り立ったのは、「子供に見せれない裏社会・裏文化・・・風俗とか」があったからだろう。今では、週刊誌にも、「陰毛」が堂々と載っている時代。もう、「GORO」の時代ではないのである。こんなにタブーの少ない国は世界中でも珍しいのではないか。宗教観が無いから・・・という理由だけでは片付けられない要素がありそうだ。
「We shall overcome」という「ジョン・バエズ」の歌が好きです。何故好きかというと、10年程前、「国際反戦デー」をテーマに番
組を作った事があり、その5時間に及ぶ当時の記録映画を見たからです。いつも、通っている「新宿西口広場」に当時の大学生や若者達が集まり、この歌を大合唱するシーンが記録されているのです。団塊の世代は、「国と闘ったが、敗れて・・・今は」という評価を受けている様に、当時まだ小学生だった僕は思うのですが、「我々はきっと克復(征服)できる」とみんなで歌える時代に生きれたのは、その結果がどうであれ、「幸せ」なことじゃないかなと思うのです。元・赤軍派議長・塩見孝也さんは、「よど号事件」の半年前に逮捕され、20年に及ぶ刑務所生活を経て、出所されましたが、出所して、番組の出演交渉に行った時も、「プロレタリアート・・・」という様な発言をされ、ある意味、純粋な人だなと思いました。彼の作った「赤軍派のやったこと」をちゃんと総括しないといけない・・・と番組では野坂昭如さんに叱られ、黙ってしまっていましたが。それはその通りだと思います。こうして、文章にして書いてみると、「自分が何か熱いものの中にいたい」という事が、ジョン・バエズのあの曲に自分が惹かれる理由だと思いました。「赤軍派」のやった事で、犠牲者が出ていますから、もちろん、単純な視点で論ずる話ではないという事は分かっているつもりです。
組を作った事があり、その5時間に及ぶ当時の記録映画を見たからです。いつも、通っている「新宿西口広場」に当時の大学生や若者達が集まり、この歌を大合唱するシーンが記録されているのです。団塊の世代は、「国と闘ったが、敗れて・・・今は」という評価を受けている様に、当時まだ小学生だった僕は思うのですが、「我々はきっと克復(征服)できる」とみんなで歌える時代に生きれたのは、その結果がどうであれ、「幸せ」なことじゃないかなと思うのです。元・赤軍派議長・塩見孝也さんは、「よど号事件」の半年前に逮捕され、20年に及ぶ刑務所生活を経て、出所されましたが、出所して、番組の出演交渉に行った時も、「プロレタリアート・・・」という様な発言をされ、ある意味、純粋な人だなと思いました。彼の作った「赤軍派のやったこと」をちゃんと総括しないといけない・・・と番組では野坂昭如さんに叱られ、黙ってしまっていましたが。それはその通りだと思います。こうして、文章にして書いてみると、「自分が何か熱いものの中にいたい」という事が、ジョン・バエズのあの曲に自分が惹かれる理由だと思いました。「赤軍派」のやった事で、犠牲者が出ていますから、もちろん、単純な視点で論ずる話ではないという事は分かっているつもりです。
年賀状でしか、やりとりがなく、この20年あまり、会った事の無い人がいます。僕は、「書く」ことが好きなので、年賀状を頂いたら、確実に返事を書きます。だから、年毎に出す枚数が増えていくのでしょう。会社の上司や部下で、年賀状を一枚も書かない人もいますし、そういう人にも、日ごろお世話になっている訳ですから、こちらから一方通行になってしまいますが、年賀状を出します。その代わりといってはなんですが、「お中元」「御歳暮」をした事が無いのです。何か、「文章」なら、良いけれど、「物」になると、途端に心が撤退ムードになります。一緒に仕事をしているところから、頂く事もありますから、礼状や電話で「お礼」を言います。最近、とても嬉しかったのは、ドラマで長年お付き合いをしていて、その時には、「お中元」も「御歳暮」も無かった人が、僕がドラマから他の部門へ移ってから、「御歳暮」を頂いた事です。僕とドラマの仕事をもう一度したいとおもってくれている人が一人見つかった・・・とっても嬉しい気持ちになりました。そして、「粋」なことをするなあと思いました。心が温かくなった出来事でした。
海外に行くと、「水」を飲んでお腹を壊す人が多いようです。だから、炭酸抜きのミネラルウォーターは必需品なのでしょうね。ところがそれでも、現地の水を飲んでお腹を壊してしまうのです。人種は「酒飲み」です。ビールに使われている水及び、水割りの水はミネラルウォーターで無い事が多いので、気を付けた方が良いです。アフリカで下痢に見舞われた時は、「正露丸」を飲んで「抗生剤」を飲んで、すべての観光をキャンセルして、一日、バンガローで寝ていました。下手に、ちょっと治ったからと言って動き出すのは逆効果です。病気でやられたエネルギーも取り戻してから、観光に行くのが良いと思います。中国やインドでは、ビールを冷やして飲む習慣が無いのです。だから、路上でビールを買って飲んでもちっとも美味しくありません。お腹を壊す原因になるだけです。そういう意味では、日本の水道水はきれいですね。大阪から転勤で東京に来た時、水道水の「冷たさ」に驚きました。大阪の場合、淀川からの取水が主ですが、僕の今住んでいる東京郊外の町は多分、井戸水をどこかの川の水に混じらせて配水している様に思います。でないと、何であんなに冷たいのか、原因が分かりません。インドでも、民家で出された現地の水わ平気で飲んでいた僕ですが、いつ体調を崩すか分からないので、海外旅行の時には、「水」に注意しましょうね。
「イースター島」で野糞をしてしまいました。海外旅行に行くと、元々下痢体質の僕は、まず朝出発前にトイレに行き、途中のレストランとかで、トイレが使えるところがあれば、そこで用を済ませるという事で今まで乗り切っていました。しかし、イースター島のツアーの途中で下痢を催し、スーパーマーケットについたので、店員さんに「トイレはどこですか。」と聞くと、「ノン」とツレナイ返事。このまま、バスに乗り込むと、確実に漏らしそうだったので、近くの民家の大木の陰で、野糞をしてしまいました。添乗員さんには見られたかもしれません。見て見ぬふりをしてたけど。もう一回は、チリの最南端、プンタ・アレーナスから氷河を見に行くツアーに参加しての帰り、バスに乗る時にトイレタイムがあったにも関わらず、周りが僕以外、全員外国人という事もあり、用を足さず、バスに乗り、どうしても我慢ができず、添乗員さんに申し出たところ、「オー、エコロジカルトイレね」と言われ、バスから降りて、立ち小便した事があります。「環境にやさしい立ち小便」でした。
この間、山口に行った時、「レンタカー」を借りた。トヨタの車だった。いちばん小さいサイズにも関わらず、長身の僕の頭が天井に届かず快適な車だった。一つだけ、どちらがいいのかなあ~と思ったのは、スピードメーターが「運転席と助手席の前」についている事だ。その方が視線移動が少なくて済むという理由だろうが、日ごろ、トヨタの車に乗り慣れていないので、少し戸惑った。そして、燃費の良いのには驚いた。山口宇部空港から津和野を往復しても、ガソリン計の針は、満タンから少し動いただけ。自分の車が燃費悪いだけか。うちの母が昔から車に乗るのが好きで、僕の憶えているだけでも7台は車を買い換えている。もちろん、中古車もあったが。いづれも、走行距離がかなり行き、「乗りつぶす」という形だったと思う。「マニュアル車」が好き。その昔は、車に「チョーク」と呼ばれるエンジンをかけた時に、ガソリンをより多く、エンジンに流し込むボタンがあった。それが「オートチョーク」と、名前だけが残り、今の若者に「チョーク」と言っても分からないと思う。一度、母が運転していて、僕が助手席に乗っていた時、コラムシフトのシフトの棒が取れた事があった。「オートマ」で言えば、「D」とか「R」とか「N」とか書いてある、あの棒が折れたのだ。これにはビックリした。すぐさま、路肩に車を寄せて止め、JAFを読んだと思う。いろんな事があるものだ。話は跳ぶが、チリに行った時、「ナスカの地上絵」を見て、また五時間位かかって、首都・リマへ帰る途中の砂漠のど真ん中で、乗っていた車がエンストした。炎天下の中を30分位押して、やっとエンジンがかかった記憶がある。その車ではないが、首都リマでは四半世紀以上前の初代・コロナとかが平気で走っていたので、砂漠の中のエンスト位では、ペルー人は動揺もしなかった。でも、とっても暑かった。
小学校の頃、西宮の「浜甲子園小学校」に通っていた。中学・高校は「男子校」、大学は経済学部だったから、同窓会をやっても「女子」がいるとしたら、小学校しかないのである。しかし、僕らの行っていた小学校は団地の真ん中にあり、父親の多くがサラリーマンで、つまり、転校が多い事もあり、団地は未だにあるが、小学校は廃校となり、卒業の写真集以外、資料も無く、みんなどうしているのかと考えてしまう。WEBというのは、英語で「くもの巣」という意味だから、誰か、このブログを偶然見て、同窓会を開いてくれないものかと思う。卒業したのが12歳位で、今が44歳。32年の年月が人間をどんなふうに変えたか、みんなに会ってみたいものだ。ところで、小学校の同窓会って、結構やるのでしょうか。高校・大学とかはやるけれど、あまり聞いた事無いので。
「週刊現代」「FRIDAY」「Flash」などの週刊誌に袋とじのグラビアがあります。最初の頃は新鮮でしたが、最近は開ける気にもならず、そろそろやめて欲しいかなと思っています。「袋とじ」にするという事は、レアな写真を見れるという事なのに、開けてみれば、杉本彩の「亀甲縛り」は無いでしょう。それにしても、どの週刊誌も面白くなくなってきている様に思います。特に「写真週刊誌」は、スクープが命だったのに、「裸」ばっかり載っていて、幻滅しています。「Focus」が廃刊になった時点で、「写真週刊誌」の使命も終わったのではないかと思います。テレビドラマ「失楽園」がありました。周りの女性は、「あんなものを放送して、私は見ないわ」という立場を取り続けていたのですが、話を聞いていると毎週見ている様子。個人視聴率的にも男性に匹敵するくらい、女性が見ていたのですね。「見ている」のを「否定する」為に、表目は「見ていない」と言いつつ、みんなが見ているから「見なきゃ」という心理が働いたのだと思います。実は、「レデイース・コミック」とか「女性週刊誌」の方が、よっぽど「Hなこと」を書いてあり、それが売れているのですから。男を「H」と批判する権利は無いと思います。
「女族」という繋がりがある。ある時、ドラマの収録をスタジオでやっていて、そこには、俳優のマネージャー、メイクさん、女性プロデューサー、スタイリストさん、など、女性がかたまっていた。そして、その中の誰かが「美味しいケーキ食べ放題の店」の話題を出した。そうすると、女性達は、その話題で、物凄く盛り上がり、しかも一緒に行くという約束までしているではないか。食べ物の話題がそうさせたのかもしれないが、男性だとなかなかこういう状況は成り立たない。二人とかだと飲み会の約束が成立するのかもしれないが、差別とかではなく、「プロデューサー」と「メイクさん」と「マネージャー」が職種を越えて、一人の女性として、ケーキの話をしているのは不思議だった。「男性社会」だから、「女性」として、年齢・職種を問わず、一つになれるものなのだろう。会社でもそうである。ある女性との関係が良くなくなると、「女性ネットワーク」というのがあって、「総スカン」という状況に陥ってしまう。前から考えていたのだが、ドラマの世界には女性は少ない。地方にロケに行って、一人部屋を貰えるのは、キャスト以外では、「監督」だけだ。しかし、女性スタッフが一人だと、彼女は一人部屋になる。それは、「黒澤組」でも同じであろう。男性スタッフが女性スタッフの部屋にノックもせず、侵入したら、大騒ぎになる。しかし、女性スタッフが男性スタッフの部屋に侵入しても男は騒がない。会社のトイレ掃除のおばさんがそうだ。こちらが用を足しているのに、平気で掃除している。この逆で、女子トイレで、掃除のおじさんが掃除していたら、女性は非常に嫌がるだろう。そうそう、高速道路のサービスエリアのトイレは、とっても混む時間がある。女子トイレに行列ができる。しかし、「おばさん」は堂々と、空いている男子トイレに入ってきて、用を済ませて出て行く。「おばさん」は「女」を捨てているのだろうか。「セクハラ」という言葉がよく使われるが、男に対する女の「セクハラ」も実は存在するのだ。
三菱鉛筆の「ユニ」と「ハイユニ」を知ってますか。僕が小学校六年生の時、塾に通っていて、金持ちの子供はどちらかを持っていました。「ユニ」が一本50円、「ハイユニ」か゛100円でした。こないだ文房具店で見て見ると、どちらも10円ずつ値上がりしていました。「ユニ」専用の筆箱もついていて、景品に、大きな大きなビッグユニやまんまるの消しゴムが当たるキャンペーンもやっていました。僕は中学受験の時、初めて「ユニ」を買って貰い、嬉しかったのを憶えています。書き味もとてもよく、それで受かったのかなあ。ちなみに三菱鉛筆は、「三菱グループ」より古く、「三菱グループ」ではありません。中学の合格発表が終わって、僕はホッとしたのか、熱を出してしまいました。その時、二段ベッドの上で読んだのが江戸川乱歩の「怪人二十面相」でした。まだ、時代には「貧富」の差があった頃の話です。