もう、7~8年前になるでしょうか。ドラマ「ラブ・ジェネレーション」を放送していた頃の事です。香港に行きました。当時の香港は、映画やテレビ番組の「海賊版」全盛で、僕が現地の友人に案内して貰った、「海賊版を専門に売っているビル」では、三日前に放送されたドラマ「ラブ・ジェネレーション」が「広東語の字幕」付で300円くらいで売られていました。映画「タイタニック」も、映画館にビデオカメラを持ち込んで録ったものをコピーして、売っていました。映画館で録ったので、画面の下に前の人の頭がゴツゴツと映っているんです。日本のアイドルのコラージュカレンダーも売っていました。顔はアイドルで、体は別の人間の全裸をコラージュしているのです。香港人の商魂のたくましさを感じたものです。その「海賊版ビル」の近くの通りでは、いろんなものを路上で売っているのですが、ちょうど「ヤオハン」が倒産した直後で、ありとあらゆる店に「ヤオハン倒産品」という手書きの看板が立っていて、そんなにいっぱい、倒産品が無いだろう・・・つまり、ウソなんですね・・・ここでも香港人の精神のタフさを感じました。街を歩き疲れたので、ガイドブックに載っていたマッサージ屋に入ると、手荒いマッサージを受け、(僕の体の上に立つのですよ)そのままベッドに横たわっていたら、マッサージの時間は終わっていました。いつ終わったか教えてくれないので、僕は15分位寝たままでした。地下鉄の中でも携帯電話をみんな大声でかけているし、ただでさえ、甲高い広東語で。やはり凄い、香港は・・・。








