お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

「訳」によって違う海外の小説

2005年01月05日 | 本・雑誌・漫画
海外の小説を読む時、僕は「訳者」が気になります。僕の中での名訳は、「井伏鱒二」の「ドリトル先生シリーズ」、そして、「南洋一郎」の「ルパンシリーズ」です。井伏鱒二さんの訳は、さすがに小説家だけあって、ちゃんと「日本語」になっていて、子供だった僕が読んでも外国文学とは思えないほどの名訳でした。「首が前と後に首がついた動物」を「オシツオサレツ」と訳したり(英語の原本を見るとビックリします)、大胆かつ繊細な、読む子供への配慮が文章になされています。井伏鱒二さんは、若い人は御存知ないかもしれませんが、広島の原爆の話を書いた「黒い雨」(今村昌平監督で映画化)などを執筆された有名な作家です。一方の南洋一郎は、戦中「敵中横断三千里」(黒澤明が脚本化)などの「少年倶楽部」に載る様な、少年小説を書いた小説家です。やはり、きっちり日本語になっています。アガサ・クリスティーでは、大久保康雄の訳が個人的には好きです。この人は「風と共に去りぬ」も訳された翻訳家です。僕の好きな作家で言うと、エラリー・クィーンは、「国名シリーズ」などの井上勇(創元推理文庫に多い)、エドカー・ライス・バローズ(「ターザン」の原作者です)は、「火星シリーズ」などの厚木淳さんです。僕がダメだったのが、堀口大學訳の「ルパン」でした。文章が格調高すぎて、読んでいて疲れてしまいました。「訳」によって、これだけ違うものか、というのは、違う出版社から出ている同じ小説の1ページ目を読むと分かります。偉そうな事を言いますが、「日本語」ができての「訳」なのです。
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「三越前」駅

2005年01月05日 | 鉄道・車・タクシー・バス・飛行機
東京・都営地下鉄大江戸線ができた時、「汐留駅」に「・・・・・前」と駅名看板の下に付けたい企業が4社名乗りを上げました。その時は、「東京都」の方針で、公共性のある?企業、二社が選ばれました。当時、掲出料は、年間600万円と聞きました。同じ大江戸線の「新宿駅」は「京王百貨店前」になっていますし、都営新宿線の「市ヶ谷駅」は、「法政大学前」になっています。もっと乗降客の多い銀座線とか丸の内線は、高いんだろうなぁ。ちなみに銀座線の「三越前駅」は、建設費の半分を「三越」が出すという条件で、駅名が決められました。銀座線はいちばん古い地下鉄ですから、戦前の話です。そこに、戦後、半蔵門線が建設され、一時、半蔵門線の終点が「三越前」になっていた時期があります。御存知の様に、半蔵門線は、東急田園都市線と相互乗り入れをしています。つまり、東急(東急百貨店系)の列車に「三越前」行の看板が出ていた時期があったのです。その後、半蔵門線は、延長され、この矛盾も無くなりました。今は、銀座線で見られると思うのですが、地下鉄がトンネル内を走っていて、窓の外に「動画」のCMが見える事がありました。そういうシステムを開発した会社があったのだろうと思いますが、今もやっているのでしょうか。
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新聞の死亡欄の掲載基準について

2005年01月05日 | エッセイ・日記・意見
新聞の死亡欄に載せる基準というのがあるのでしょうか。写真ありとか無しとか、紙面を使う大きさとか。昔の大女優さんが死んでも、小さな記事で、しかも、出演した映画とかが違っていたり。記者も結構、ベテランの記者が書かないと、特に年齢がいってから亡くなった方の「本当の業績の大きさ」は分からないのではないでしょうか。新聞によって、扱いも違いますしね。一面に載せる新聞と載せない新聞があったりしますものね。死亡欄に載る為に「生きている」のではないのですが、身近な人が急死して、僕の様に一市民だと当然、新聞には載りません。しかしながら、悪徳政治家でも、その人が大物だと大きく扱われるのは、少し不思議な気がします。
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高峰秀子さん

2005年01月05日 | 本・雑誌・漫画
高峰秀子さんは、日本の生んだ「大女優」でもあり、「名エッセイリスト」でもあります。子役時代から、数多くの映画に出演され、「名子役」でありながら、大人になっても、その才能は枯れる事を知らず、数々の名作・名演技を残されています。御年を召してからは、自らは、女優として「表」に出るのではなく、数々の珠玉のエッセイを書かれています。どのエッセイの文章もユーモアがあり、知的で、読む人の心を温かく包み込む柔らかなエネルギーを持っています。高峰さんは、「わたしの渡世日記(上)(下)」(文春文庫)に、その波乱に富んだ人生を綴られています。山本嘉次郎監督作品『馬』では、当時チーフ助監督だった黒澤明と出演者だった高峰さんが結婚寸前までいった爽やかな恋のエピソードが書かれてます。高峰さんのエッセイは、小林聡美さんのエッセイと共に、必読です。
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「ゲン」を担ぐ事はないですか。

2005年01月05日 | エッセイ・日記・意見
ゲンを担ぐと言いますか゛、僕は「4」の付いた電車の自動改札機は通らない様にしています。コインパーキングやマンションの部屋番号でも「4」を跳ばして、「3」から「5」になっているところもあります。西洋では、(西洋・・・なんか明治時代みたいですが)「13」という数字が忌み嫌われているようです。相撲の力士は、15日間、まわしを洗わないそうです。それと僕は電車で通勤しているのですが、京王線・・・往きは最後尾の車両、帰りは、先頭の車両に乗ります。なんとなく、そうでないと気持ちが落ち着かないのです。帰りはもう一つ「ジンクス」があって、最寄り駅のホームから改札へは、必ずエスカレーターに乗ります。こういうのが、エスカレートしていくと、「強迫神経症」になるのでしょうね。でも、・・・なぜか、習慣は変えられません。
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