ダイナマイトを発明したアルフレド・ノーベルの兄が亡くなったとき、フランスの新聞は、大誤報をしでかした。ノーベル本人と勘違いして死亡記事を掲載したのだ。記事の見出しは、「死の商人死す」だった。
「この残酷な言葉は、ノーベルの胸にぐさりと突き刺さった」と、伝記は記している。ノーベルは、自分の死後の名誉を守るために、資産のほとんどを寄付することを決め、ノーベル賞設立につながったという。
「産経抄」
産経新聞 2014年4月4日付け(朝刊)
「この残酷な言葉は、ノーベルの胸にぐさりと突き刺さった」と、伝記は記している。ノーベルは、自分の死後の名誉を守るために、資産のほとんどを寄付することを決め、ノーベル賞設立につながったという。
「産経抄」
産経新聞 2014年4月4日付け(朝刊)