大きな事件になればなるほど全容は分かりません。時には、最初に得た情報がその時は正しく思えても、後にくつがえされることもあります。
象に初めて出会った人の話、ご存じの方も多いと思います。
鼻を触った人は、長くて太い、水を飲んだり、物を掴んだりすることもできると報告し、
耳を触った人は、まるで大天狗の団扇のようだと報告、
足を触った人は切り株より何倍も太い物が自由自在に動くと報告、
いずれも事実であるものの、全体が見えません。
情報が錯綜する今だからこそ、必要な情報を集め、精査する大切さを再確認しましょう。