A 当日の朝の新聞にこだわる必要はないと思います。私は、毎朝、複数紙を読んでいますが、小学校の低中学年の子の指導に生かせる記事を見つけるのは大変です。仮に予算化をとり、全員分購入しても、授業日の紙面に子供向けの記事がなければ苦労も水の泡‥‥。そんなギャンブルをしなくても、授業の目標にふさわしい新聞記事をじっくり探して使う方がずっといいと思います。ネットのポータルサイトのニュースを見ていると、新しく掲載された項目に「NEW」のマークが付いていますが、新聞紙面より数時間、数日遅れのことも多々あります。
「このニュース、わたしはこう思う」(小学校6年 三省堂出版)
1 単元の目標
ニュースの内容と自分の知識や経験とを結びつけて自分なりの意見をまとめ、目的や意図が伝わるように組み立てを考えて話すことができる。
2 授業の流れ(例)
1 新聞やテレビのニュースの中で気になったものを選び、自分の知識や経験、調べて分かったことなどを結びつけて、意見をまとめる。
2 事実と自分の感想・意見とを区別しながら、スピーチの組み立てを工夫する。
3 ニュースをスピーチにして伝え合う。
4スピーチで伝えたいことが話せたか、話し手の意図をとらえながら聞けたかを振り返る。
3 アドバイス
情報をそのまま伝えるのではなく、経験したことや調べたことと関係づける大切さを指導しましょう。
最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ。
漫画「SLAM DUNK」 安西先生の台詞
中日新聞「中日春秋」2019年6月23日付(朝刊)