複数紙を読む

　下の記事は、プロ野球読売巨人軍大竹投手が通算１００勝を達成したことを報じるスポーツ新聞です。大きな記事と赤い丸印の小さな記事、２社のものを提示しました。それぞれどこの社だと思いますか？

「巨人のことが詳しいのがスポーツ報知だから、大きな記事がスポーツ報知」と考えられた人が多いと思います。

　実は、小さな赤丸の記事がスポーツ報知で、大きな記事は日刊スポーツです。この記事が載ったのが新聞休刊日で、しかも東京のように最終版が手に入らない問題もあろうかと思いますが・・・・・記事を読む際、「○○を知りたい時は※※新聞」という具合に決めている人も多いことでしょう。

　そんな人も、他紙を手に取ってみると、思わぬ発見があるかもしれませんね。

『図解 ニュースに出る経済数字の本当の読み方』

発行所　ＷＡＶＥ出版

ゲーム障害 推定４００万人

スポーツ報知　２０１９年８月１１日付

新聞記者になろう ５

Q 旅行に行ったらその土地の新聞を買うべき？

Q　ＮＩＥに取り組んでいる先生から、「旅行に行ったら、その土地の新聞を買ってくると授業に使うことができる」と言われました。どんな意味があるのでしょうか？

A　新聞は全国紙、ブロック紙、県紙などが発行されています。その土地で発行している県紙を読むと、自分の住んでいる地域とは違ったニュースが話題になっていたり、その土地ならではの出来事に触れたりすることができます。ブロック紙や全国紙を読んでも同じ銘柄なのに載っている記事が違うことがあります。それぞれの地域で発行されている新聞は、網羅性や一覧性を体験的に学ぶ貴重な資料になります。