「すっとぼけた」という言葉は最近あまり使わなくなったが、高田純次にぴったりの言葉だ。多分、すっとぼけたといえるほど、とぼけた人間がいなくなってきたのだろう。
今日、テリー伊藤のラジオに高田純次が出ていた。
ずーっと笑いっぱなしだった。二人とも元気が出るテレビで一緒に仕事をしていたから、お互いのことをよく知っている仲だ。
しかし二人の話がぜんぜんかみ合わなくてそれがまたおかしいのだ。
何だろう。うまくいえないがお笑いでいろいろ面白い人はいるが、高田純次は天才だと思う。
普通、芸人は漫才だったりコントだったり文脈の中でさまざまな工夫をして笑わせる。
「高田純次は日本一の適当男だ」という言葉を聞いただけで思わずにんまりしてしまう。
存在自体がジョークみたいなもので、こんなふざけたことが似合う人はもう後にも先にも現れない。
本当に稀有な存在だ。彼はもう少し評価されてもいいような気がする。
本当にいつもハッピーな気分にさせてもらえる。