昨日、雑誌をパラパラめくっていたら、内田樹氏がラガーマンと対談していた。いろいろと興味深い話をしていた。
雑誌を買いたかったけど、金がなくてやめた。
その中でとても面白かった話。
スラムダンク(バスケット漫画)で流川が桜木にパスしたシーンがあった。
井上氏があの漫画で言いたかったことは、結局そのシーンに尽きるのではないか。
「なるほど」と思わず声を出してしまった。
流川は桜木が大嫌いである。しかし、勝つために「身体」が無意識的に反応し、桜木にパスをしてしまった。
それは、好き嫌いという脳の判断ではなく、自然に動く身体の反応を優先した。その身体の動きが勝利をもたらしたということである。
そのような境地にたどり着くことがスポーツ(武道)の目的であると。
思考せず、体が反応すること。
また、彼はこのようにも言っている。
強者が、もう一段上のレベルに上がり自分を乗り越えるためには、他者の力が必要である。
他者との共同行為によって、自分にある大きな壁を乗り越えられると。