フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

両神山 日向大谷コース

2011年09月12日 18時55分18秒 | 登山

 土曜日に両神山(1723m)に行ってきた。両神山は奥秩父の北側にあり、群馬との県境付近にある山だ。秩父の山はそれほど高くはないが、岩場の荒々しい山が多い。
 両神山は、名前から分かるように、古事記に出てくるイザナギ・イザナミの二神を祭った山である。登った感じとしては、水も豊富にあり幻想的な雰囲気を備えていて
山岳信仰の対象としてふさわしい山だったと思う。
 コースはいろいろあるが、代表的な日向大谷口からのコースにした。ただ、想像以上に少しきつかった。


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 車一台しか通れないような狭い林道を恐る恐る走ると、その突き当たりに、有料と無料の駐車場がある。当然、無料の駐車場に止める。無料の駐車場はけっこう下のほうにあるので、登山口まで少し歩かなければならない。

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 登山口を登っていくと両神山荘がある。前日にここに泊まって朝早く登るのだろう。



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 鳥居があるから山の神だと思う。詳しくはよく分からない。


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 山道はずーっと沢沿いにあって、涼しくて水の音が心地よい。水を2リットルくらい準備していたが、必要なかった。ただ、岩場のところは濡れていて滑るので注意が必要である。


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 さすがに山岳信仰の対象となっているだけあって、いろんな仏像があった。かなり古いもので、表情もさまざまである。
 この山の信仰は神道系で、神さまを祀るはずなのだが仏教的な仏像がある。どうでもいいことだけど、明治時代より昔は特に神道と仏教を分けて考えない神仏習合だったことの現れである。私も神仏習合の考え方が好きだ。



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 八海山ってどういう意味があるのか分からないが、標識があった。多分、行程は3分の1くらいだろうと思う。



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 弘法の井戸。弘法大師というと空海のことである。空海の像はそこら中にあってすごいなぁと思う。ただ、本当にそれだけの所に現れたのか怪しい。空海もどきの人がたくさんいたとの話もある。

 

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 無人の清滝小屋。昔は営業していたらしいが、多分、経営が成り立たなかったのだろう。1700mだと泊りには足りない高さだし、何より交通の便が悪い。ただ、タダで泊まれるとすれば最高の小屋である。綺麗だし広い。二階は立ち入り禁止になっていたが、二階も広い。
 既に奥のほうで昼寝している人もいた。




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 鈴が坂くらいから急坂になる。今回は体力的に余裕があるので、特に問題はないが、周りの人はきつそうだ。




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 鎖がなければ登れないような危険な所が続く。




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 横岩。写真を撮ったものの何だったか忘れた。



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 両神神社。この高さにしては立派な神社だ。
 私たちの先を歩いていた山ガール三人組が休んでいた。明らかに、一人だけヘロヘロになっているので初心者なのが分かる。初心者にしてはきつい山だ。


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 頂上に登る最後の鎖場。けっこう危ない。



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 頂上。岩場の山頂で狭かったが、人がうようよいた。私たちは少し降りたところのベンチで、スパゲティーを作って食べた。



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 帰りは、ガスが出て景色はよく分からなかった。私は縦走に向けて鍛えていたのでけっこう余裕だったが、皆かなりきつそうだった。
 途中の鎖場で先に下っていった山ガール三人組に追いつく。明らかに初心者の一人が鎖場で手こずっていた。「気をつけて」とか「ゆっくりでいいよ」とか「頑張って」と声をかけてやった。特に初心者は下りは怖いと思う。下り終わって、彼女は「脚立にも登ったこともないのに」と言いながら泣いていた。初心者にしてはよく頑張りましたよと声をかけて、私たちは先に降りていく。気持ちはよくわかる。私も最初ちょっと崖があると怖かった。だんだんなれる。なれることがいいことかどうか分からないが、とにかく、そんなに怖くなくなる。山が嫌いにならなければいいなぁと願う。普段、あんまり動いていない感じの体つきでぽちゃぽちゃしていた。彼女が下るとき、別に見る気はなくても胸の谷間がよく見えた。結果的に楽しませてもらう形になった。だからというわけではないが、頑張ってもらいたいと思う。不謹慎ですいません。


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 帰りは温泉に行った。600円。なかなか綺麗な温泉だった。

コメント
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