フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

たとえること 感じたことの記憶

2020年02月16日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

自分の気持を人に伝えるってすごく難しいと思いませんか。

人を褒めよううと思ったのに、逆にけなしたと取られることもある。

また、言葉はいろんな意味が含まれているから、正確に伝わらない場合もある。

例えば、「悲しい」を一つとっても、正確に伝えるのは、なかなか難しい。

悲しさには色んな種類があるからだ。

あなたは、今、心の中が悲しい気持ちでいっぱいになっている。

その微妙なこころの動きを、どのように相手に伝えますか。

その一つの方法として、たとえること、がある。たとえは、何かを伝える上で、なかなか優れた技法だ。

  ちょっと、たとえで、いろんな種類の悲しみを表現してみよう。

  
  予定の時間の電車に乗り遅れたときのように悲しい
  
  冷蔵庫に入れていた自分のケーキが誰かに食べられていたときのように悲しい
  
  買うつもりで買わなかった馬券が当たっていたときのように悲しい
  
  大好きだった女の子が結婚してしまったときのように悲しい
  
  かわいがっていた猫が道で轢かれていたときのように悲しい



このときに重要なのは、今までの人生で感じた感情の記憶である。

こういう悲しさがあったな、またこんな悲しいことがあったねと。自分の心の中に聞いてみるのだ。

そして、記憶と、いまこの瞬間の悲しさを、照らし合わせるのだ。

それで、そのときの状況をくっつけてみる。それが、たとえだ。

たとえることで、いまの感情がより相手に伝わりやすくなる。

自分の感情をわかってもらうこと、それは相手とこころが通じ合うことだ。

こんな感じで、こころが通じ合うって、素敵なことだと思いませんか。

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