フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ボストンバックを忘れた羽生さん

2020年02月28日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記
2月27日、将棋のA級順位戦が静岡市の浮月楼で行われている。
A級とは、トップ10である。おおよそ170人いる将棋棋士のなかで、勝ち抜いた10人が、総当たり戦で戦う。上位1位が名人戦の挑戦権を得る。下の二人が降級する。
羽生さんも、当然、A級だ。羽生さんは、僕にとってのスーパーヒーローだ。
羽生さんの将棋を見て、どれだけ勇気付けられたことか。
それにあんなすごい人なのに、威張ったところがまるでない。たまに寝癖で将棋を指したりしてる。そういうところも、ちょっとお茶目だ。

羽生さんのプライベートは謎だったが、最近は奥さんがツイッターでいろいろと暴露してくれる。
そのおかげで、いろんなことがわかるようになってきた。
知ってる人は知ってるが、奥さんは、元アイドルの畠田理恵さんだ。
今回、静岡に行く前に、ちょっとした事件があり、そのことを奥さんがツイッターにつぶやいていた。

ちょっと紹介しよう。

羽生さんが、静岡に前日入りするから、ボストンバックに2日分の宿泊用の準備をしておいてくれと、奥さんに頼んだそうだ。奥さんは準備して、羽生さんにボストンバックを渡した。
奥さんが駅まで羽生さんを送って帰ってくると、玄関にボストンバックが置きっぱなしになっていた。
その後の、携帯電話での二人の会話
妻「ボストン」(慌てて)
夫「ああ、ありがとう」(棒)
妻「いや、忘れてる」(焦る)
夫「あるよ」(棒)
妻「どこに、、、」
夫「静岡」(断言)
妻「・・・写メる」(送信)
夫「あ!なんで?」
妻「・・・・」(それを聞きたいのは私)
この会話を見て、声を出して笑ってしまった。羽生さんは本当に天然だ。
羽生さんは、静岡駅の松坂屋で、買い物をして事なきを得たそうだ。
「なので、本日の夫さんは多分通常運転。頑張れーー」と奥さんはツイートしている。
かわいい奥さんだ。
五年くらい前に、青山で奥さんが娘さん二人を連れて歩いているのを見たことがある。
ちょっとふっくらしていたけれど、元アイドルだけあってやっぱりきれいな人だった。歳は同じくらいだけれど。

今日の戦型は、先手番の佐藤康光さんの角交換振り飛車、羽生さんは穴熊だ。
You Tubeでその様子が中継されている。
現在、11時40分、100手目。僕のソフトでは互角の勝負。
朝9時からはじめて、多分、日付が変わっても戦っているだろう。勝負師というのは本当にすごい。

この激しい戦いの裏側で、ボストンバックを忘れたというちょっと間抜けな事件があったなんて、ほんとうに想像すらつかない。
そういうのが、リアルタイムでわかるなんて、ツイッターも悪くないなと思う。
コメント
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