フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

女性の笑顔

2020年02月23日 07時18分18秒 | 日々の出来事・雑記

奥多摩は杉林が多くて、殺風景な感じだが、それでも歩いていると小さな花を見かけることがある。

名も知らない小さな花だ。

もし街で見かけたら、ぜんぜん目立たない花である。

でも僕はその山奥でひっそりと咲く花が好きだ。

山に登ってヘトヘトに疲れていても、そんな花を見つけると、すごく安らいだ気持ちになる。

僕にとって、花の美しさは、女性の笑顔によく似ている。

僕は、女性の美醜にあまりこだわりがない。しかし、よく笑う女性を好きになる。

状況はまったく思い出せないが、こういうことがあった。

何かの研修のとき(具体的にいうとバレてしまうので)、僕は強がってはいたが、すごく緊張して、不安な気持ちでいた。

なんの話だったかまったく思い出せないが、僕はある女性に話しかけた。

彼女は、ニコって笑って、僕の話を楽しそうに聞いてくれた。ただそれだけだ。他に何もない。

くだらない話だが、僕はその瞬間に、恋に落ちてしまった。

アインシュタインは、「恋に落ちるのは万有引力のせいではない」と言ったそうだ。

たしかにそのとおりだが、僕が恋に落ちるのは、笑顔のせいのようだ。

もうあれから何十年も経つが、その時の笑顔を今でもはっきり覚えている。

僕は、彼女が好きになったのか、その笑顔が好きになったのか、今でもわからない。

 

 

コメント (2)
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