フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

揺らぎと音楽

2021年06月02日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

「世界はゆらぎでできている」という本のあとがきで、

著者が、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークが好きだと言っていました。

理由は、モーツァルトの曲は、規則性と不規則性が絶妙なバランスで揺らいでいて、

その揺らぎが生み出す調和が、聴く人を心地よい気分にさせてくれるからだそうです。

「まったく、その通り」と思わず膝と叩きました。

そうなんだよな、規則性と不規則性の絶妙なバランス。

ただ、アイネ・クライネ・ナハトムジークは、

どちらかというと規則性が強く、僕の好みではありません。

僕の場合、もう少し揺らいで、あっと驚く展開の音楽がいいかな。

「じゃあ、何がいいんだよ」と言われると、

うーん、そうだな、「フィガロの結婚の序曲」かな。

同じメロディーが何回も繰り返されているにも関わらず、

元気よく、どんどん変化していき、どう転がるか分からない曲です。

まさしく心変わりしていく恋のようです。

ウキウキした揺れる恋心。

まあ、そういう内容のオペラですからね

5分くらいですので、聴いてみてください。

きっと気に入るはずです。

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