For Crying Out Loud By ギタリスト竹田和夫

ロスアンジェルス在住のギタリスト 竹田和夫
何でも書いちゃいます。For Crying Out Loud !

リズムトラックが大体終了、、。

2009年06月23日 | ギター&音楽 
金曜日からはじめたレコーデイング、だいたいリズムトラックが終わった。
今週は残りのダビングの作業、ギターソロも何曲か入れるわけだ。
通常 ライン系で録音するコマーシャルな世界の音録りがポピュラーになって久しい、しかし やはり良いアンプと良いギターで直にスピーカーを鳴らしてそれをマイクで録音するという方法がベストであることは間違いない。

大変な作業でもあるので、音つくり、音きめ、、その他、、いろいろ、だから時間を節約する意味で簡単な方法がコマーシャルな世界では当たり前になっているというのは良くわかる。

ここはひとつ、ノーライン録音、すべてギターの音は一度スピーカーから出て、空気を揺るがし、耳に触れてから録音される、、これで行きたいものだ。

というわけで今回はすべてのソロはライン無し、、アンビエント物もデジリバなどは使わずスタジオのアコーステイックのみを使用して録ってみようと思っている。

60年代、70年代の名作は音楽のジャンルを問わずそうして作られたものばかりだ、ストーンズからメイオール、マイルスからウエスまで、サバスの爆音もリッチーWith ロイヤルフィルハーモニック楽団まですべてそうなわけだ。

いやそうはいっても現代の進歩したテクノロジーを一切否定しているのでは全く無く、むしろ逆、、そこは分業制だ。 ブリッジをDeliteなんてこともあるかもしれないし、基本は2009年の音、、

リズムトラックの数曲は335で録った、ソロの録音は音の艶と甘さ、切れを考えてポールリードスミスを弾く。もちろんオーバードライヴなどのペダルは使わず、アンプをフルアップしてスタジオ自体を鳴らして録る訳だ。

エンジニアはもう付き合いのながい元ギタリストでバリーというイギリス人だ。 
個人的にはカリフォルニアのエンジニアに多いコマーシャルでキレイ過ぎる音や一部の人畜無害のような横一線に音が並ぶポップス系やフュージョンJazz系のカリフォルニアサウンドは好きじゃない。 

このバリーの音はやはり大英帝国のちょっと湿った奥行きのある太い音だ。 これはイギリスのエンジニアに共通するところかもしれない。 フリーVSレイナードスキナードというか、VOX VS フェンダーツインのような対比か? はたまた 50年代のブルーノート VS GRPのような感じか?

まあ、そんなことはどうでもよく、自分の音を作ればいいわけでそれ以上大事な事は無い。 あとはパットのラインのようなものですべておまけのようなものだ。

もちろん事前にどういうソロを弾こうかなどというのは考えない、というか考えたことが無い。 Why? 考えても上手く行くわけが無いからだ(笑、、) 行き当たりばったり、、人生すべてインプロビゼイションなのかも知れない。 

コメント (2)
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