For Crying Out Loud By ギタリスト竹田和夫

ロスアンジェルス在住のギタリスト 竹田和夫
何でも書いちゃいます。For Crying Out Loud !

Black Out 停電

2010年02月09日 | ロスアンジェルスから
おとといの夜 大停電があった、、停電に大も小もあるものかとも思うのだけど、まあ、停電していた時間が長かったというのもあるのだけど、何よりも 停電にいたる過程がはんぱじゃなく迫力があったというか、怖かった。

その日の夕方くらいから一瞬だけ電気がぱっと消えてぱっとつく、その間 O,1秒とか、ほんとに一瞬だけ、、 何だろうとその時はそれほど気にしなかったけど、ちょっといやな予感が、、

その数時間後、もう夜中、、突然家中の電気がぐわーっとトーンダウンして消えた、何から何まで、、おお、、なんだなんだと思っていると 3秒くらいで復活、、ああ、よかったとおもって、30分後また、、ぐあーーっと消えた、、今度は20秒くらい、、また、ついた、

これが10分間隔くらいで数回あった後、、突然ばたーーんと大きな音、、たとえば猫がギターケースを5本くらいまとめてひっくり返したような、、(猫ちゃんごめんね、悪いたとえで、君たちそんなことしないもね)  あるいはキッチンで冷蔵庫が倒れたような音が、、(実際倒れたことが無いのでそんな音聞いたことは無いのだが、、笑) そして停電。

なんだ、なんだ と思って、フラッシュライトを探す、手の届くところに何個か置いてあってつける、、  5分くらいで電気が復活、、

その20分後くらいに今度はものすごい音、どっかーーーーーーん、、 黒門町に落ちたB29の500kg爆弾は直径50mの穴を開け、人の首を雷門まで飛ばしたと母から聞いていたあの東京空襲の話のような。それはそれはすごい音、、まあ、ガス爆発の音とでも言うのだろうか、、

ついにテロリストが家のそばまでやってきたのかと思うような、、自爆テロか?

ブラックアウト、、、、真っ暗だ、、音も光も無い世界、、遠くで近所の人たちの声が聞こえたような気もする、、

家中の懐中電灯を集め、猫のトイレや水、餌場にまずは明かりをつける、、さすがの猫ちゃんたちもかなりびびって ソファーの下などに隠れているようだった。

しばらくしたあと、表に出てみた、、この時点で夜中の3時半だ、、
あの音でおきない人はいないだろうというくらいの音だったので、ぞろぞろと隣人たちが表に集まりだし、会話をしている、。

会話の中に入り情報を収集、、、こういうとき中に必ず物知りがいて色々知っていること経験話を語りだす。  実際アメリカの場合はベトナムや湾岸戦争に参戦したベテランと呼ばれる退役軍人も多いので色々な経験(爆発物?)もあるようだ。 夏よくプールで会う年配の親父は朝鮮戦争の話をよくしてくれるし、、

結局 あの爆音と停電の原因はナパーム弾、じゃなかった電柱の上にあるトランスが爆発したものだった。 聞くところによるとあの中はナパーム弾と同じような油が入っていて自身や有事にはかなり危険なものだそうだ。

というわけでそのままZZZZZZZZZZZZZZZ、、、
朝になると何事も無かったように電気は復活していた。

この経験で思ったが、 今の世の中 何があってもおかしくない、、実際今こうやっているこの時間にも戦争をやっている国もあるし、地震などの災害も起きている。

たかだか100年くらい前に電気を人間は使うようになり、今の便利な世の中に急速になってきたわけだけど、よく考えてみると人間の歴史の中でそれ以前の何万年という間は電気なんて使っていなかったわけだ。

アーミッシュやインディアンのような生活が普通だったわけだ。 ありがたいと思うと同時に当たり前と思ってはいけないのかも知れないと思った。 何かあってもサバイバルできるよう日頃から心の準備だけはしておいたほうがいいのかもしれないとも思った、今回の大ブラックアウトだった。


コメント (6)
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