For Crying Out Loud By ギタリスト竹田和夫

ロスアンジェルス在住のギタリスト 竹田和夫
何でも書いちゃいます。For Crying Out Loud !

オサマ暗殺の真相はいかに、、、?

2011年05月05日 | ロスアンジェルスから

すでに世界中で大きな話題となったビンラーデインの暗殺。 ここであえて暗殺と書いたのは両サイド(アメリカVSイスラム)のいずれかにも立たず中立的な立場でコレを見ると、やはり処罰ー処刑ー殺害と言う言葉はアメリカ側にたってのこと、イスラム側からすれば殺人事件の被害者=オサマとなるだろうし、、まあ、暗殺というのもかなり反米の表現ではあるかな。

陰謀説も飛び交う今回の事件、、あえて事件と書いているのもだいたい911テロを戦争と勝手に宣伝するアメリカのやり方に賛成していないからだ。 前にも何度も書いたけどあの911が起こったとき 次の日には全米ネットを中心に朝から晩までパールハーバーの映像を流し続けていた。 その次の夜の自分のライブには星条旗をコンビニで買って持って行き、それをドラムのバスドラの上に飾り 自分達は反米ではないと言うことをアッピールして身の安全を確保したことをよく覚えている。

内地の日本の人には理解しがたいと思うけど、アメリカの政府と政治家の一部に扇動されたマスコミは911=真珠湾攻撃、、旧大日本帝国=アルカイーダ という信じられない図式を作りプロパガンダしている。

今日のニュースではなんとビンラーデン暗殺の正当性をなんとか宣伝するために事もあろうか第二次大戦中の出来事、日本の海軍のボスだった山本五十六大将の戦死を利用しようとしているとんでもない話がされていた。

それほど911と真珠湾を同じ次元にして真珠湾で成功した恨み節をここでも利用としている。確かにあれほど効果的だった宣伝作戦は過去にはなかったわけだけど。

ロッキードP38ライトニングという双発で火力も大きい戦闘機の部隊によりラバウル視察の途中一式陸攻にのった五十六は打ち落とされ国葬より葬られた当時の戦局をも変えていく大きな軍事的事件であったわけだけど、これと今回のビンラーデン暗殺を同じものとされてはたまったものではない。 少なくとも日本政府としてはこの件でアメリカに強く抗議すべきだと思う。

アメリカの敵(敵だった)という非常に単純なまるで幼稚園児が考えるような時限だけで語るならそりゃ大日本帝国もアルカイーダも敵には違いない、しかし一方は国際法にもとずいた主権国家による軍事力を持っての戦闘行為、つまり戦争なわけだ。 いっぽうのアルカイーダによるテロは刑事事件として扱われるべき襲撃事件なわけだ。 

気分的にはアメリカ人の、眼には眼、の気持ちもわからないでは無いし、世界一打たれ弱い国民であると映ったアメリカ人だったし、911であの程度の事件でおろおろするサマはアメリカ弱しの印象を世界中に与えただけだったように思う。

まあ、五十六大将まで持ち出されると日本人の端くれとしては、うううんアメリカよ、今回はいかがなものか?という気持ちになってしまうのは仕方が無いだろう。

オサマ ビンラーデインは本当に暗殺されたのだろうか? 彼はイスラムニとっては坂本龍馬のような人物だったに違いない、だとすると 今回のことでビンラーデインはアイコンとして永遠のステータスを得た結果になってしまったかもしれない。 第二、第三の911が引き起こされる可能性がますます高まっただけの今回の無謀な暗殺作戦だったと思う。

Peace

コメント (2)
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