アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

本日、守綱寺のまちかど朝市に出店します。

2024-10-22 00:27:31 | アンティマキの焼き菓子とパン

  本日、豊田市寺部町の守綱寺で毎月二回開かれている読み聞かせの会におじゃまして、浜縁で焼き菓子の販売をいたします。7月以来、3か月ぶりの出店です。

  お持ちするのは、穀物クッキー4種に、米粉のみそ味ビスコッティ、ザクザククッキー、黒糖とクルミのスコーン、黒ビールケーキです。

  読み聞かせの会は10時半から11時まで。マルシェはその前から始まっていますが、会終了後もゆっくりご覧いただけます。

  旭のいのはな農園、飛騨のあいいろ工房も、いつも通り出店します。マルシェを覗くだけでも歓迎です。ぜひどうぞ。

  わたしは、早朝家を出て、岡崎のヘルシーメイトにまず納品します。ヘルシーメイトは今日から、10%割引セールが始まります。お店にお持ちするのは、上記の品々のほか、スペルト小麦とライムギ粉のパン。4本だけ、自家製の栗の渋皮煮入りのパンを持っていきます。気になる方はお早めにお越しください。ヘルシーメイトへは10時までに到着の予定です。そのあと、とんぼ帰り?で、豊田市街地へ。お寺へはたぶん11時ぎりぎりに到着しそうです。おまたせするかもしれませんが、ご了承ください。

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根羽の小学生とハッピーマウンテンで牛のうんこ染めしました。

2024-10-16 23:27:07 | 草木染め

 2回目の、牛のうんこ染めです。今回は、根羽村の小学生3年生と4年生の11名。総合学習の時間に、ハッピーマウンテンに訪れ、うんこ染め体験をしました。

   こちらの山にはしばしば来ている彼らですが、事前に何をするかはあえて知らされず。うんこ染めと聞いて、ちょっとだけ引きはしたものの、全員が男の子(‼ 3,4年生に女の子は皆無)とあって、すぐにその気になってくれました。でも、うんこ採取に際しては、何人かは、模様付けのために用意した洗濯ばさみで鼻をつまんでから出発。
 
   素手で触るよう牧場主の幸山さんから指示されたときは、ちょっとだけ間があったものの、率先して採取に応じた少年が登場。その後は、何人かがつづいてつかんでは入れ、結局最後まで手をこまねいていたのは3人だけだったらしい。えらい!
   うんこを煮だしている鍋をかき回したり、火を起こす仕事は、男の子は大好き。進んでやってくれました。
   煮だしている間に模様付け。くしゃくしゃっと丸めるだけで終わり、という子もいれば一心にビー玉を括り付けて複雑な模様を施す子も。
   染め液につけている間は、幸山さんの先導で、うんこにたかる糞虫探しに。虫が糞を食べることで分解され、土壌が豊かに。でも、世界中、この糞虫がどんどん減っているのだそうです。こちらには、珍しい糞虫もいるとか。
   うんこに触り、鶏を抱き、虫を追いかける子たち。
   この日は、時折強い雨が降り、火の勢いが今一つ上がらなかったため、十分な煮だしができなかったせいか、染め上がった布はこれまでより薄め。
   でも、全員が満足して帰路につきました。
 
 
   引率してきた大人は、担任2人、支援員さん2人(支援員の制度があるのを初めて知りました)のほか、総合学習などの企画・実施をコーディネートする方が中心にいらして、計5人。そこに校長も見学に来てくださいました。11人の子供に、見守る大人が6人。恵まれています。
先日お邪魔した保育所も、同じように、子供の数に対しての保育士の数がよそよりかなり多いとか。根羽村のことを知るたびに、小さな村の良さがそこここで感じられます。
 
 
 
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明日、スコシズツマーケットに出店します。

2024-10-12 22:11:37 | アンティマキの焼き菓子とパン

  あした、岡崎籠田公園で開かれる、スコシズツマーケットに出店します。

★スコシズツ.マーケット🎪🌳
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  できることから少しずつ
  持続可能な暮らしかた
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2024年10月13日(日) 10:00-15:00
会場 : 籠田公園 / 愛知県岡崎市籠田町68
🚃: 名鉄東岡崎駅より徒歩16分
🚘: お車は近隣のコインパーキングへ
🌳🎪🌼🌳🎪🌼🌳🎪🌼🌳
岡崎の真ん中で
持続可能な暮らしを目指す
マーケットを開催!🎪
・・・・・・・・・・・・・
 
   昨年春に初めて出店し、明日で3回目。当初から、プラスチックフリーでの販売をこころがけてきました。
   いつもは小さなプラスチック袋に入れている焼き菓子類~穀物クッキー4種、米粉のビスコッティ、大鹿村のふすま粉とココア入りクッキーは、小さな紙袋に入れてホチキスで止め、おかきの空き缶に収めました。
   「は」あとあるのは、端切れ入り。お徳用袋です。
 
    ザクザククッキーとブラックベリージャム入りのケーキ代スコーンは、大きなガラス瓶に入れました。黒ビールケーキとライムギパンは、一部、ケーキ台に。
 
    昨年までは、こうした焼き菓子類は、トングでとってから紙袋に入れていましたが、今年は、紙袋もワックスペーパーも有料で販売するよう、マーケットの主催者から連絡がありました。販売する人も買う人も、ごみを減らす工夫をしてほしいというコンセプトからの、取り決めです。
 
    ですから、来場なさる方は、マイバッグ、マイ箸、その他お皿やカップなどのほか、食べ物類を購入したときのために、容器や袋をお持ちください。お忘れになった方のために、バッグ、カトラリーそのほかの販売もありますし、ハランや使ってもいい食器などを用意している場所もありますので、会場内でお尋ねください。
 
    わたしは、庭先で採った桑の葉とみょうがの葉を洗って持っていくつもりですが、たくさん採る暇がなかったので、少しだけ。こんなのでも、お皿の代わりになることをお試しいただけたらと思います。
 
    焼き菓子類のほか、草木染め布もお持ちします。
 
    数日前から、寝るとき、毛布が恋しくなっています。でも、平地では明日も30度近い気温になるとか。寒暖の差はかなりになりそうです。次々に脱ぎ着できる服にしないと困るみたい。悩ましい。明日は6時半出発。ちょっときついのですが、楽しいイベントなので、頑張ってまいります。どうぞ皆様、お越しください。
 
 
 
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映画「モーリタニアン~黒塗りの記録」

2024-10-12 00:05:21 | 映画とドラマと本と絵画

  アメリカの9.11事件の後、700人もの容疑者が捕まったそうです。そのうちの一人に、モーリタニア人がいました。彼の、実話に基づく映画です。ttps://ja.wikipedia.org/wiki/モーリタニアン_黒塗りの記録

  彼は自国で家族と過ごしているところを突然連れ去られ、アメリカ軍に引き渡された後キューバの米軍の収容所に入れられます。彼と連絡が取れない家族は、国際的に活躍する人権団体の弁護士に救いを求めます。それがジョディ・フォスター。彼女の説得に応じて、彼がつづった記録には、すさまじい拷問と脅迫によって自白を強要されたことが書かれていました。

  一方、米軍の内部から調査を始めた軍人で弁護士のベネディクト・カンバーバッチ。彼はこのモーリタニア人を犯人として証拠立てるために動くのですが、得た結論は、ジョディ・フォスター同じ。逆の立場でありながら、偏見を排して事実を追っていったら、想像を絶する人権侵害による冤罪事件があきらかになります。

  当時の政権は、犯人を仕立て上げてでも「成果」をあげたがっていた、ということを明らかにした映画でした。やったことはとんでもなくひどいのですが、事件の後、こういう映画にして、自国の恥部を描いて見せることができるのも、アメリカのすごいところだな、と思いました。

  

       

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アトリエ・チェルシーで二人展を開催

2024-10-10 22:09:33 | 草木染め

  9月の3日から5日まで、巣衣みほこさんとの展示会を、アトリエ・チェルシーで開きました。

  みほこさんの考えて作る服は、おもしろい。独特な組み合わせと、工夫がそこかしこにあります。彼女のアイデアで、私の染めた草木染布が生き返りました。上記写真のスカート?(まき布、とみほ子さんが命名しました)は、タカキビ染めの布に、柿渋染めの布をあしらったもの。私の考えつかない取り合わせが施されています。

  腰のあたりの布は、インド藍染めなのですが、まだらになってしまったもの。そのまだらが生かされたデザインにしてくださいました。

  オープン間もなくお越しくださったお客様に真っ先に買っていただいたまき布。

 

   こちらもおもしろい。お持ちになっているのが、みほ子さん。

  染め布いろいろと、みほ子さんのアクセサリー。どちらもアトリエ・チェルシーの空間に、ぴったり合いました。

   3日は、私のワンデーシェフの日でした。

   ひよこ豆のコロッケに、キャロットラペ、トマトの焼いたの、かぼちゃのマリネ、自家製キュウリのピクルス、脱水ヨーグルトハーブ入りとバジルペーストはパンのお供。パンは、イングリッシュマフィンとジャガイモパン。スープは、白みそと自家製ニンニク麹の重ね煮です。それにクロモジとレモングラスのお茶を添えました。

  あっという間の三日間。いろんな方々にお越しいただき、二人のコラボをご覧いただきました。草木染布とみほ子さんの考案する服がよく合う! 来年に向けて、この秋、冬に、大きな布をたくさん染めようと思います。

 

 

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本「日本残酷物語3 鎖国の悲劇」

2024-10-10 00:05:27 | 映画とドラマと本と絵画

  「日本残酷物語」シリーズの3冊目。今回も、1冊目、2冊目に劣らず、過酷な世を生き抜いた人々の記録がつづられています。

  「外に向かう自由なエネルギーを封じられ、抑圧と束縛の中を生きた人々、禁教下のキリシタン、漂流民、流刑者、また身分制の重石を一身に受けた者ら、そしてその苦闘は、近代の幕開きとともに終わったのではなかった」

  

   「中世の終りごろの日本では、武士をふくめた民衆のエネルギーはすばらしいいきおいで爆発をつづけていた。政治的な支配力が弱まり社会秩序がみだれると、民衆はそれぞれの生活環境のなかで放恣無頼な生き方をはじめた。」そこに到来した西洋文化。キリスト教の考え方とは相いれない権力者にとって、はじめは貿易による利益が優先されたが、それではお追いつかなくなり、一部を除いての鎖国状態が始まる。

   「しかしそれまで沸騰しつづけていた民衆のエネルギーはどうしてしずめられただろうか。それを冷却させなければ鎖国をながく維持することができない。幕府はその手段として民衆の前進しようとするあらゆる芽を摘みとろうとし、また民衆の生活をきびしい枠の中にはめた」

    刑罰は重く、長崎から江戸まで旅したオランダの使節たちがしばしば見たのは、道すがら磔になった罪人やさらし首。当時の西洋では、そうしたことがあったのかなったのか知らないけれど、記録に残されているくらいだから、異様なものと映ったのでしょう。

    本書を読むまで考えてなかったのですが、国内に戦争がなくなり、鎖国によって他国に侵略することも、貿易によって富を得ることもなくなったということは、「日本の土地はもはや大きくなる気づかいはなかった」だけでなく、各藩それぞれも、同様に国盗りができなくなったということになります。ということは、国内あるいは藩の中での年貢の取り立てを厳重にすることによって、幕府及び藩の財政を整える必要があったということになります。

    そして「やり場のない民衆の憤り」は、外へ向かって噴出することは不可能にさせられ、自分より抑圧された下の階層への差別意識を増大させることになります。キリシタン宗徒への弾圧に被差別部落民をつかい、反目しあうよう仕向けるなど、為政者は互いの分断を意図的に進めたようです。

    キリシタンだけでなく、日蓮宗の一派不受不施派、浄土真宗の一派?かくし念仏に対する弾圧もすさまじく、薩摩藩に至っては、なんと浄土真宗そのものが禁制になっていたそうです。それでも、虐げられたの農民たちにとって念仏の教えは心のよりどころとされ、禁を犯して信じられていたとのことです。

    「南部三閉伊の一揆」は圧巻。想像を絶する圧政に苦しんだ百姓たちが何万人も参加した一揆。その指導者の老人「弥五兵衛」がすごい。一揆勢の統制ぶりはすばらしく、ある藩の家老をして、「まことに武士にまさって鎮まりかえって控えたること、これ古今稀なる強訴なるべしと諸人肝魂を失い、恐をなしぬ」といわせています。この老指導者は、17年の間、領内を説得して歩き、歩いた村は総数636か村に及んだといいます。この一揆は一揆勢の成功となるものの、彼は本当の解決にはならないことを見越し、再起を勧めるためにさらに領内の村々を説いて回ったのだそうです。志半ばで彼は非業の死を遂げますが、その遺志は次の指導者に受け継がれます。

    被差別部落民、百姓だけでなく、士族の生きづらさも記録に残されていて、なかでも土佐藩の執政野中兼山の娘えんの話には、胸がふさがります。

    この巻もまた、知らなかったことばかり。日本の歴史の裏面を多方面から探求したこのシリーズ、やはりとても興味深い。ただし、あとがきにもあるように、刊行されたのが70年代なので、それ以降研究が進んだ分野も多く、間違いも指摘されています。中身を読むひまがなかったら序文だけでかなり全体像がつかめますが、あとがきも読むことを勧めます。

    

    

 

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根羽の保育所で、クロモジ染めをしました。

2024-10-06 00:12:27 | 草木染め
    根羽村の保育所で、小さな子たちと草木染めをしました。
 
  コーディネーターはハッピーマウンテンの幸山さん。
 
  長野県の施策「山保育」の一環として企画された講座で、こどもたちはすでに何度もハッピーマウンテンを訪れて、牛にも山にも親しんでいます。だからほんとは、牛のうんこ染めをしたかったのですが、園児の一人の女の子に「うんこはいやだ!」と却下され(この顛末は今日聞きました)、染材料はクロモジに。
 
  クロモジは、ハッピーマウンテンで育ったもの。子供たちは、すでにこのお山でクロモジの木に触れ、匂いを嗅ぎ、芳香蒸留水を作る体験までしているのだそう。だから、クロモジは親しみのある木で、匂いも大好き。
  ただし、クロモジはあまり色の濃く出る材料とは言えません。限られた時間しかなかったため、心配でしたが、子供たちも保育士さんたちも、クロモジの香りとほんのりしたピンク色を、とても喜んでくれました。
   ピンクは銅媒染。模様はみな、それぞれ自分でつけました。
  こちらは鉄媒染。おおきなT シャツは、保育士さんたちのもの。そめたT シャツは、12月に開かれるクリスマスパーティーで一斉におひろめの予定だそうで、その日まで、園内の押し入れに寝かせておきます。
 
  ところで、子供たちが染めたTシャツは、この夏、園の畑で彼らが育てた野菜を売って儲けたお金で購入したものだそう。
  この日も、園内の畑でとれたナスとピーマン、しし唐がいっぱい。保育士さんといっしょにずっと収穫にいそしんでいた女の子がいました。彼女は収穫が大好きなのだそう。
  
  彼らは、こうした野菜を、根羽の役場や工場に売りに行き、名古屋でのイベントでも販売しました。小さなうちからこうした体験をするなんて、とても貴重。根羽、すごい!
 
 
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本日、うめcameマルシェに出店します。

2024-09-29 00:29:22 | アンティマキの焼き菓子とパン
  本日、豊田市亀首町の亀首児童館にて開かれる、うめcameマルシェに出店します。こちらのマルシェ出店は初めて。会場は屋内。外にはキッチンカーもやってきます。
  
  お持ちするのは、穀物クッキー4種、ココアと甘夏ジャムのクッキー、みそビスコッティ、ザクザククッキー。
   黒ビールケーキも作りました。スコーンは、いちじくジャム入り。
  パンは、ライ麦20%入りです。
  
  草木染スカーフなどもお持ちします。
 
  マルシェの主催者は地元の梅村工務店さん。私は毎冬、薪をいただきに伺っている工務店です。以下、マルシェのコンセプトと出店者、それに住所です。
 
****
 
 
カラダヨロコブ
うれしくて楽しくてカラダの奥から元気になれる。
そんな体験を届けられたらいいなと思います。
私たちの開催するちいさな『うめcameマルシェ』の副題は〜カラダヨロコブ〜です。
毎日やらなければいけないことに追われて
自分を大切にすることを忘れていませんか?
綺麗な景色を見たり
美味しいものを食べたり
自分の好きなものに触れることで
自分を奥底から楽しませてあげましょう。
そんなことのひとつにこのマルシェが
なれたらいいなと思います。
◼︎イベント名
ちいさな「うめcameマルシェ」
〜カラダヨロコブ〜
◼︎日時
2024年9月29日(日)
10:00〜15:00
◼︎会場
 豊田市亀首町札掛12-2
 亀首町児童館
◼︎駐車場
 亀首町児童館横 ふれあい広場
◼︎出店者様
・革雑貨工房UGLY
@ugly1515
・あまらんす
@amaranth_0213
・アンティマキ
@auntie_maki
・Bagel kuu
@bagel_kuu
・hanairo+
@hanairo115
・BELLL
@belll.2000
・米粉たこ焼き ひよも
@hiyomo_takoyaki
・Macchi H”ako
・梅村工務店
@umemura_koumuten
※マイバック持参にご協力下さい♪
※中止のお知らせは、
当日の朝7時頃にInstagram、Facebook、ホームページにてお知らせします。
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梅村工務店の投稿がもっと見たい方はコチラ
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@umemura_koumuten
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本 おーなり由子「空からふるもの」「ひみつブック」

2024-09-22 17:13:09 | 映画とドラマと本と絵画

  「ひみつブック」

  女の子は秘密が好き。

・・・・・・・・・・・・・

    ふいに突然ーー

    ひとりっきりのきもち

    自分の居場所が

    きえてしまったよう

    「あなたなんて

    いらない」

    誰かにそう言われた気がして

    心がちりちりいたい時

    とりだして

    月あかりの下

    ひとりで

    そっと

    なぜる                                               (ひみつの箱Ⅰ)

  こういう箱を、多分女の子はきっとひとつはもっている。ときどき、突然小さな女の子がぶわっと飛び出てくるおばさんやおばあさんも、たぶんきっともっている。

   「空からふるもの」

・・・・・・・・・・・・

   ゆうやけが   

   ひろがる部屋で

   このところ

   おばあさんは

   ねむれない

   友達が

   みんな先に

   いなくなってしまう気がして

   明日もあさっても

   変わらない気がして

   自分がいらないもののように

   思えて

   ねむれない           (episod1)

 

    そんな孤独なおばあさんに、三人の天使は花を降らせます。

   明日になったら

   花束にして

   誰かにあげようか

   誰をよろこばそう

   誰を驚かそう        (episod1)

「ある日悲しかった時に、いいもの、いいもの、うつくしいものーーが、空からふってくるといいな、と思って、このお話をつくりました。」(あとがき)

   「いいもの」がなにかは、天使の気まぐれ。

   

 

 

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生葉の藍染め~さくら村

2024-09-17 13:43:43 | 草木染め
  昨日に続いて、きのうも草木染め。
  あそびまNAVI(ガキ大将養成講座)の拠点さくら村の近くの公民館で生葉の藍染めでした。
  7月に一番刈りした後ググっと伸びた藍を刈り、葉っぱをちぎってもみもみ。ミキサーでやってしまえばあっという間なのですが、手で繊維を砕き、もんで汁を出す作業は、匂いや藍のぬるっとした感触がわかって、なかなかおもしろい。ただし、一人でする気にはなりません。親しく話せる人たちと一緒だから、やれる。
  生葉の藍染めは、絹ならもみもみした汁につければ、きれいな水色になりますが、木綿や麻はそうはいきません。ソーダ灰とハイドロサルファイトでインディゴを引き出し、やっと青色になります。7月の染めの折は、藍液に浸した布が、空気に触れてもなかなか青色に変わらず、心配しました。時間をおいて、ほぼいつも通りの美しい水色に変わり、ほっとしました。で
  
  でも、今回は、液に浸した布がすぐに濃い黄緑色になり、そして青色に変身。考えてみたら、一番刈りの時より葉が大きく、なんとなく元気そうです。2か月前と今の環境の違いなのかどうか。断定はできないけれど、雨の多さとか気温の高さとか、いろいろありそう。改めて、草木染めは、深く自然とかかわっているのだなと感じました。
  時間が足りなくなったので、2回しか重ねられませんでしたが、ほぼきれいな水色が、無事生まれました。春からずっと藍を育ててくださった、あそびまNAVIのスタッフに感謝。彼女の話では、昨年肥料として米ぬかをまいたため、米ぬか目当てのイノシシに入られたのだそう。それで、今年は米ぬかはやめて、肥料は油粕のみ。タデアイは「肥料食い」と言われ、何度も施肥するのが普通らしいのですが、今年は昨年までと比べたらずっとすくなかったのだとか。でも、藍はちゃんと育ちました! 十分青色を含んだ藍に。今年も楽しみました。
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