アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

11月のどんぐり工房の染め講習会おわりました。

2020-12-09 11:26:10 | 草木染め

  先月末、今年最後のどんぐり工房での定例講習会が終わりました。

  参加してくださったのは、10月の講習会の折にはじめてお越しになった長野県平谷村の方たちとそのお友達。平谷の方たちは、今年ふるさと協力隊として南信州にやってきた人たちで、山間の町の特産品づくりの研究のため、草木染めのこともお知りになりたくて、参加くださいました。

  この日の材料は、竹の葉。

   竹の葉は、ずいぶん前に染め材料として冬場によく使っていましたが、このところすっかりご無沙汰。この夏、旭地区の竹々木々工房の依頼で久々に竹染めをしていたら、夏でも意外にちゃんと色が出たので、季節を問わず使える素材だとわかりました。

   でもやはり、寒くなってからのほうが、濃い色が出る気がします。黄色は銅媒染。草色は鉄媒染です。

   もう一つの素材は、アベマキのカクト。栗よりさらに濃い茶色が出ます。友人が市街地の公園で拾ってきてくれたカクトは宝もの。この辺りにはないので、ありがたいことです。

  濃い目のベージュはアルミ媒染。茶色は鉄媒染した後、消石灰の上澄み液に入れで出た色です。

   こんなグラデーションのシャツも出来上がりました。まんなかのグレーは鉄媒染です。

   こちらは下のほうだけ藍染めして薄くなったシャツ。竹の葉の染め液に入れたら緑色になりました。復活。

   今年は、春さきから二か月ほどcovido-19感染防止のための自粛で、工房がお休みだったのですが、初夏に再開してからは、少人数ながら、初めて来られる参加者がけっこうお越しくださいました。染め液に布を浸した瞬間に上がる歓声を、今年は何度も聞くことができました。私にとってうれしい瞬間です。お越しくださったみなさま、ありがとうございます。

   さて、工房での講習会は3月までお休みします。再開は、3月27日土曜日の予定ですが、変更するかもしれません。くわしくは、どんぐり工房のHPをご覧ください。なお、冬の間も、ご希望があれば、5人以上の参加者がお見えならどんぐり工房で染め講習をひらきます。寒い折ですが、冬しかいい色の出ない木々がたくさんありますので、冬のお楽しみにいらしてください。

  

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草木染めの会を開きました。

2020-11-25 09:21:47 | 草木染め

  草木染めをぜひ一度やってみたいけれど、平日しかあけられないという方のご要望で、昨日染めの会を開きました。

  染め材料は、アベマキのカクトと高キビの殻。

   アベマキのカクトは、秋らしい色に染まるスグレモノの素材です。稲武ではまず見つからないので、いただきもの。街の公園や神社で友人たちが拾ってくれたものです。

   栗の皮同様のベージュ、グレー、茶色に染まるのですが、栗よりさらに濃い色になります。

  こちらは参加者のお一人が持参した白と黒のボーダー柄のTシャツ。アベマキのカクトの染め液に入れてから鉄媒染したものです。グレーになりました。

   このグレーに染まったシャツを消石灰の上澄み液に入れると、この通りの茶色に変身。このとき上がる皆さんの歓声を聞くのが、楽しみ。この日もちゃんと聞けました。さらに浸し続けて焦げ茶色にしました。

   高キビの殻は入手先がなくなったので貴重なのですが、この独特の鮮やかな色に魅せられると、確実に染めのファンが増えるので、つい使いたくなります。

  色とりどりの布に染め上がりました。この日は旭の竹々木々工房の庄司美穂さんがお手伝いに来てくれました。背の高い彼女が張ってくれたロープが、いつもと違う場所だったこともあって、染め上がった布の美しさがより際立つように思えました。写真撮影も彼女です。

  さて、どんぐり工房での定例の染め講習会は、今週末の11月28日(土)に行います。染める材料は、アベマキのカクトと竹の葉の予定です。なお、年内の定例講習会はこの日が最後。来年3月末までしばらくお休みとなります。

 

 

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10月のどんぐり工房草木染め講習会

2020-11-04 11:37:59 | 草木染め
  報告が遅れましたが、どんぐり工房10月の定例講習会は、セイタカアワダチソウと高キビを使いました。

  セイタカアワダチソウはどこにでもあるのですが、さて大量に採取となると、道路脇とかよそさまの土地だとかで、なかなか手に入れにくい。それで今年は、春から、敷地内に出てきたセイタカアワダチソウをなるべく刈らずに残しました。選択的除草をはかったのです。

   黄色い花の部分だけを切り取ってつかうのですが、いざその部分だけを刻んだら意外と少ないので、葉の部分も足しました。

   それでも煮だしてみると、染めたい布の重さに比して染料が少ないので色が薄すぎたため、冷凍庫に入れておいたマーリーゴールドもプラス。

   銅媒染で生まれた色はこんな黄色です。

   ダブルガーゼの大きな布。お洋服にするそうです。

   高キビの殻はいつも間違いなしの染料。

   この日は、お隣の長野県平谷村からお二人が初参加。お二人ともこの9月に平谷にやってきたふるさと協力隊の隊員です。

   この日、染め材料に高キビを選んだのは、彼らが来られると知っていたから。地元でとれる産品での染めを面白がってもらえるだろうと思ったからです。

   案の定、とても興味を持ってくださいました。二人のうちのお一人は、イギリスの方。ことのほか、染めを楽しんでくださいました。平谷では農業も始めていて、いずれ高キビを植えたいとおもっていたとのこと。実は食用に、長い茎はすだれに、穂先は短めの箒に、そして殻は染色に、と、マルチに使える優れた植物、ぜひとも育てて活用していただきたいものです。

   さて、今月の染め講習日は、28日土曜日。アベマキのカクトで濃い茶色を、竹の葉で美しい黄色を染め出す予定です。お申し込みはどんぐり工房までどうぞ。なお、24日火曜日にも特別に染めの会を開きます。こちらのお問い合わせ・お申し込みはアンティマキまでおねがいします。
 
 *カメラのストロボが壊れたため、撮影できないので、写真はすべてどんぐり工房からお借りしました。
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9月のどんぐり工房の染め講習会

2020-09-23 06:14:09 | 草木染め
   先日醤油の天地返しをした折、醤油樽の入れてある戸外の小さな蔵の温度は19度でした。一月前の同じ場所の温度は45度! あっというまに秋が深まりました。

   さて、9月の染め講習は4連休最後の日の昨日、開きました。

   広報では「9月の染め材料はクズ」と告知しましたが、敷地内では、採取しやすいところに今年は生えておらず、採取場所を探しに行く時間もなかったので、わずかに採れたクズのほか、ススキ、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、カナムグラなど、私宅とどんぐり工房周辺に生えていたものを適当に採ってきました。野草ミックス染めです。

   ススキは穂が出ている状態なので、ちょっと時期遅れ。クズは少量。そのほかも今の時期どれくらいの色が出るか心配でしたが、薄めの黄色がちゃんと出て一安心。

   もう1種類は栗の皮です。

   こちらは外れなし。少々虫唾ってはいましたが、多めの皮を入れたためかなり濃い染液になりました。一番上の大きな布は、参加者のお一人がお持ちになった厚めの絹の古い反物。白布の時はぱっとしませんでしたが、染まってくるにしたがって光沢が出てきました。さすが絹。

   手前のエコバッグは、鉄媒染に消石灰の上澄み液をかけたもの。向こう側のグレーは、鉄媒染。

   反物は、鉄媒染したら茶色みのあるグレーに。写真は少し薄めになりましたが、ほんとはもっと濃くて渋いいい色です。

   糸やゴムで縛ったり縫ったりしてつくった柄。知多木綿の手ぬぐいだそうです。

   こちらは、野草ミックス染めのグラデーションTシャツ。

   銅媒染の黄色がきれいです。

   黄色は銅媒染、草色は鉄媒染です。

   今月も、しみじみうっとりするようないい色が出て、参加した方々に喜んでいただけました。10月は、17日土曜日に開きます。詳しくは、どんぐり工房のHPをご覧ください。染め材料には、ヨモギかセイタカアワダチソウを使う予定です。もう一種類は未定です。

   
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竹の葉染めワークショップを開きました。

2020-08-30 14:16:46 | 草木染め
   一昨日は、豊田市旭地区の施設・つくラッセルで、竹々木々工房主催の竹の葉染めワークショップを開きました。

   竹々木々工房は、豊田市山間地域に移住した5人の女性たちのグループ。豊田の山で増えすぎて厄介者になっている竹や、人工林の間伐材を資源として見直し、生かすことを活動の中心に据えています。

   その活動のひとつとして竹の葉染めも加えたいというので、講師を引き受けました。

   集まったのは、近隣の親子10人ほどにスタッフ数名。まず、竹伐りからはじめます。採取場所まで軽トラで。私はお留守番です。

   30分後、孟宗竹1本を伐り出してご帰還。男の子は竹の葉ベッドがお気に入りのようです。

   竹の葉染めは、秋から冬にかけてしばしばおこなっていましたが、この季節でも染められると聞いたのは数か月前。この日のワークショップのために、7月中旬のどんぐり工房での染めの会の折に、同じ場所で採取した竹を使って、染めてみました。でも、この日は、だいぶ煮だしても色は薄い黄色のまま。媒染で色は出ましたが、冬の笹のような冴えた黄色にはなりませんでした。

   竹は、普通の木々と逆に、冬は青々していて、春になると黄色っぽい色に変わります。竹の伐り時が11月から2月頃までと聞くので、染めも同様にこの時期の色がいいのだなと思ったことでした。

   そういうわけで、終わりかけといえど、夏は夏なので、まず期待はできないなと思っていました。

   ところが、ほぼ50日経った一昨日。軽トラで運ばれた笹の葉は、まず色が違う。緑が濃くなっています。葉っぱだけちぎって(この作業が結構大変でした)煮だしを始めると、意外にはやく、液が黄色になり始めました。

   お昼ご飯終了後、染め液につけておいた布類を媒染液に。アルミ溶液では、やはり薄めの黄色でしたが、前回よりはずっと濃い。酢酸銅溶液に入れたものは、さらに鮮やかな黄色になりました。

   竹々木々のメンバーの話では、竹の伐採は秋からとは言うものの、夏が過ぎたら伐ってもいいともいわれているとか。葉染めも、夏の終わりだからこそ、濃い目の黄色が出たのではないかとおもわれます。まずまず成功してよかった。

   手前のオリーブ色は、鉄媒染液につけたもの。濃い黄色が出たときだけ、このオリーブ色に出会えます。

   こどもたちは、途中から染めの模様付けをするために用意した割りばしや輪ゴム、ビー玉、洗濯ばさみを使った工作のほうに夢中になり、染めはそっちのけになりましたが、最後の洗いで、模様がくっきり浮かび上がると、歓声をあげました。
    
   秋の終わりから早春しか染めに使えないと思っていた竹の葉が、こんな暑い時から使えると知ってうれしい。そのうち、どんぐり工房の定例講習でも、使いたいとおもいます。
   


   
   

   
   
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8月のどんぐり工房の染め講習会終わりました。

2020-08-22 23:14:27 | 草木染め
  本日、今月の、どんぐり工房の定例草木染め講習会を終えました。 

  今月は、「インド藍で夏の青を染めよう!」。先月末の岡崎暮らしの学校での講座に続き、今年二回目のインド藍講座です。

  今日は、名古屋、豊橋、岡崎、豊田市街地、と遠方からの参加者がほとんど。朝から稲武も暑い日差しが注いでいましたが、「炎天下で普通に過ごせていられるということが驚き。気持ちいい」とおっしゃっていただきました。

  今年の夏は、標高600mの場所にある私宅でも過ごしづらくて、扇風機を回す時間がいつもよりそうとう多くなっているほど暑い。でも、まだ、クーラーが必要というほどの暑さになっていないのが救いです。

  さて、こんな稲武での一日、皆さんがお持ちになったシャツやブラウス、スカーフ、絹布などで、こんなにたくさんの染めができました。

  割りばしの板締め。

  洗濯ばさみとビー玉と紐で作った模様がユニーク。

  こちらは、お孫さんに描いてもらった絵をラップで防染して白抜きした手ぬぐい。かわいい。

  こちらも、同様に花を描いた部分を防染しています。

   古道具屋で仕入れた絹の白布を紐で縛っても模様付けしてありあす。女の子のワンピースになるそうです。 

   ほぼ最後の水洗いを終えたころから雲行きがあやしくなり、干し終わった途端、大粒の雨が降ってきました。稲武はずっと好天が続いていたので、ありがたい雨です。

   きょうも、たくさんの布がいい色に染まりました。参加者のお一人が、「しばらく自粛で何かを見に行ったり作ったりといったことを控えていました。今日はほんとに久しぶり。一日充実していました。楽しかった!」とおっしゃっいました。6月から再開したこの講座、密接になるのを避けるよう、注意はしているものの、ともすれば接近してしまうことも。いろいろ気にしながらの開講なのですが、こういうご感想をいただくと、開いてよかった、とおもいます。

   というわけで、来月も開きます。来月は9月22日(火曜日・祝日)の開講です。染め材料は、葛かヨモギ、そのほかもう一種類、なにかつかいます。山里の初秋の草木染め、たのしみにいらしてください。
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暮らしの学校で染め講習会~インド藍~

2020-07-30 22:52:22 | 草木染め
   毎年夏は、インド藍で染める講座をどんぐり工房や暮らしの学校、そのほかで実施しています。今年の夏第一番は、暮らしの学校で、昨日ひらきました。

   使うのはインド藍の染料。日本の本藍とは違って、沈殿藍という方法を使って粉にしたものに、ソーダ灰と還元剤を使って染液を作ります。もう何度も作っているのに、作るのがいつも夏に集中し、間があくせいか、毎年最初は染液の表面にキラキラしたアワが生まれるまで、うまく建ったかどうか心配になります。

   今回も、心配は杞憂でした。こんな美しいブルーになりました。

   このスカーフの柄は、洗濯ばさみ。ほたるのようなかわいい模様になりました。

   アイスクリームスプーンを使っての力作。同じものは、たぶん2度とできないことでしょう。

    こちらは割りばしと輪ゴムや紐でできました。
    
    大勢での講習会では、いろいろな素材で、それぞれの方がおもいおもいの模様付けをするので、それがとてもおもしろい。考えられないような模様が生まれると、みんなで歓声を上げています。

    藍の液がちゃんと建っているときは、液の中に沈めた布は緑色。それが空気に触れた途端、見る見るうちに変化して、きれいなブルーに変わります。この変化の妙、何度見ても飽きません。

    インド藍の講座は、8月のどんぐり工房定例講習会でもひらきます。8月22日土曜日。お申し込みはどんぐり工房まで。講習料は3080円(税込み)です。

    
   
   
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7月のどんぐり工房の染め講習会~マルバアカソとタマネギの皮~

2020-07-30 22:13:28 | 草木染め
   先週末の土曜日、どんぐり工房で定例染め講習会が開かれました。

   今月使ったのは、マルバアカソとタマネギ。

   マルバアカソは、このあたりのどこにでも生えている、シソ科の茎の赤い雑草です。最初見たときはシソ科と思ったほど、そっくり。旺盛に茂る様子は、シソ以上です。

    タマネギの皮は、松平でうさぎや菜園という農園を営んでいる友人からもらったものです。無農薬有機栽培で育てている彼女のタマネギはしゃきっとしていて柔らかくて、とてもおいしい。今年もたくさん採れたそうなので、ご入用の方は、うさぎや菜園にご連絡ください。

    アカソはソーダ灰を入れて、赤い色を引き出す方法で染色。こんな色になりました。

    写真を取り損ねた、参加した方たちが持ってこられたアベノマスクを染めたモノしかのせられませんが、こんな赤っぽい茶色になりました。年によっては、この赤色が出なかったこともあったので、今年のような長雨が続くとどうなるかと心配でした。思った以上に濃い赤みの色が出て、よかった。

    アベノマスクは、小さいのは元のまま。大きいのは、参加者が作り直したものです。

    こちらはタマネギ。なぜか紫色になっていますが、金茶色。左のほうは、このシャツだけオレンジがかった黄色に染まりました。素材の加減か、毎度、いろんなことが起こります。

    タマネギの銅媒染。鉄媒染もなかなか渋いオリーブ色になりました。

    どんぐり工房の草木染め、8月は22日土曜日に開きます。今度は、インド藍でブルーを染めます。参加費は、いつもより少し高くなり、3080円(税込み)です。お申し込みは、どんぐり工房まで、どうぞ。
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竹の葉染めと高キビ染めを実施しました。

2020-07-15 10:09:20 | 草木染め
   どんぐり工房での定例講習会とは別に、ご希望があれば染め講習会を臨時で開いています。先日、知人がお友達4人と一緒にいらして、はじめての染めを体験しました。

   この日の染め材料は、竹の葉と高キビ。
   
   竹の葉は、冬場にしか染めたことがないのですが、来月、旭地区の施設・つくラッセルで竹の葉染めの講習会を開くことになったので、そのリハーサルも兼ねて、はじめて夏場の竹の葉染めをすることにしました
   
   使った竹は、旭の孟宗竹。9mほどの高さの竹を伐ったそうで、その一本分の葉っぱすべてを煮だしました。

   冬場に竹の葉を染めたときより、染液の色が薄いので、ちゃんと色が出るか心配でした。アルミ媒染液に入れても、やはり薄め。酢酸銅溶液の中でようやく黄緑がかった黄色が生まれました。ここで一安心。そのあと、鉄溶液に入れた布は、草色というか、灰色がかった黄色に変身。どれも、まずまずのいい色になりました。

   フレンチリネンのスカーフは、薄めながら、美しく染まりつきました。

   一枚の半分、右側を銅媒染、左側を鉄媒染したスカーフです。

   エコバッグは、銅媒染。布の織りや厚み、素材によって、色は異なります。

   高キビは、ちゃんと色が出るかどうかという心配をせずに気楽に染められる数少ない染料です。きょうも、いい色が出て、皆さんに喜んでもらえました。

   おもいおもいにつけた模様、いい感じです。真ん中の黄緑色は、オーガニックコットンの五本指ソックス。

   模様付けに使った、割りばしと麻紐。ラッピングや工作に使えますので、持ち帰っていただきました。

   竹の葉染めの講習会は、旭地区に移住した5人の女性たちが設立した竹々木々工房が主催。竹林整備とともに、竹や間伐材を使った様々な製品を生み出しつつあります。今年発足した竹っこクラブは、街の人たちに竹に親しんでもらうことが目的。そのクラブの活動の一つとして、旭地区の孟宗竹の葉を使った染め体験会を開きます。

  どんぐり工房の次の染め講習会は、来週25日土曜日に開催の予定です。使う材料は、マルバアカソともうひとつ。まだ決めていません。今年は雨が多かったので、アカソからちゃんとした赤が出るかどうか、気になるのですが、出なければ出ないで、それも自然の生んだたまもの。おもしろがっていただければ嬉しいなと思います。

   ところで、どんぐり工房での染め体験料は、今年から消費税を頂くことになったそうで、2800円となりました。なお、5人以上のグループで、個別の開催をご希望になる場合は、従来通りの講習料2500円に施設料1800円の頭割り分をいただきます。

   
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6月のどんぐり工房での草木染め

2020-07-15 10:09:01 | 草木染め
   昨年11月以降、染め講習はおやすみ。いつもなら3月から再開するのですが、今年はcovid19感染拡大防止のため、どんぐり工房が休業となったため、講習会もお休みを延長。再開後初の講習会を6月の第4土曜に開きました。

   お越しくださった方たちは、全員初参加。市街地から来てくださいました。

   この日の染め材料は、桑とフジ、それに高キビの殻。桑とフジで緑葉染めにしたいと思ったのですが、新緑の季節は過ぎているため、期待していた黄緑色は生まれませんでした。

   オーガニックコットンのアームカバー。茶色っぽい色になりましたが、気に入ってもらえてよかった。

   これまで、大事にちびちび使っていた高キビの殻。お休み中、あちこちをかたづけたら、方々でいただいた高キビの殻が、意外にたくさん出てきたので、染め講習会でぜいたくに使うことにしました。やはり、何度見てもこの色には、感動します。

   参加者がお持ちになってた手袋。染めるおつもりはなかったのですが、染液がだいぶ残っていたので、急遽濃染処理剤にちょっとつけてから染液に投入。けっこうしっかり染まりつきました。100均の手袋だそうですが、ほかにない手袋に変身しました。

   どんぐり工房の染め講習会、7月は25日土曜日、8月は22日土曜日、9月は22日火曜日(休日)に開きます。8月は、夏になるとまといたくなる青を、インド藍の染料で染めます。真央、今年から講習料が消費税込みの値段に変わりました。あしからずご了承ください。
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