私は、雑穀のタカキビの殻で布を染めています。そのことを書いたアンティマキのホームページ(コチラ→)を見た方から、「殻を譲ってもらえないだろうか」という問い合わせがあったことがあります。
問い合わせを下さった方は、滋賀県の和菓子屋さん。どのあたりの地方だったか忘れましたが、その和菓子屋さんのある地域では、昔から、おこわの色付けにタカキビの殻を使うと言うのです。でも、ちかごろはタカキビを作る人が少ないので殻が手に入りにくくなったため、殻を求めて連絡くださったというわけです。
私方では、クッキーやオカキに入れるタカキビを稲武の知人から分けてもらっています。殻は、その方からついでにいただいたり、たまたま余っている方からもらったりしているだけなので、よその方にお分けするほどの量がなくてお断りしたのですが、そのおり、「タカキビ染めのおこわ」の作りかたを教えて頂きました。
作り方は、草木染めといっしょ。殻を煮出して布で漉し、その液にもち米を一晩つけます。翌朝、タカキビ染めしたもち米に、あらかじめ固めに煮ておいた小豆を加えて、強火で蒸します。
教えて頂いた当時、一度だけ作ってみましたが、普通の小豆の色で染めたものよりはるかに鮮やかで華やいだおこわになりました。
それで、また作ってみることにしました。前は友人が自分で育てて脱穀したわずかなタカキビの殻で染めたのですが、今度は昨秋もらったばかりのぬかまじりの殻がたくさんあったので、ぜいたくに入れて液を作りました。
数分でいい赤が出ました。まだまだ色が出そうでしたが、漉しました。
まる一日液につけたもち米です。オレンジ色に近い色です。
蒸しあがって荒熱をとったところです。色はちょっと濃くなりすぎました。臙脂みたいな色です。最初作ったときの色とはだいぶちがいます。今回はタカキビの糠も入っているため色合いがちがうのでしょう。それに量も多すぎました。
すこしがっかりしましたが、味に影響はありません。今度は殻の量を減らして、美しいピンクになるよう按配します。
ところで、タカキビの中身はこんなです。水につけてからよく煮て、パンに入れたり、料理に使ったりします。ほんの少しアクを感じますが、こくのあるおいしい雑穀です。
問い合わせを下さった方は、滋賀県の和菓子屋さん。どのあたりの地方だったか忘れましたが、その和菓子屋さんのある地域では、昔から、おこわの色付けにタカキビの殻を使うと言うのです。でも、ちかごろはタカキビを作る人が少ないので殻が手に入りにくくなったため、殻を求めて連絡くださったというわけです。
私方では、クッキーやオカキに入れるタカキビを稲武の知人から分けてもらっています。殻は、その方からついでにいただいたり、たまたま余っている方からもらったりしているだけなので、よその方にお分けするほどの量がなくてお断りしたのですが、そのおり、「タカキビ染めのおこわ」の作りかたを教えて頂きました。
作り方は、草木染めといっしょ。殻を煮出して布で漉し、その液にもち米を一晩つけます。翌朝、タカキビ染めしたもち米に、あらかじめ固めに煮ておいた小豆を加えて、強火で蒸します。
教えて頂いた当時、一度だけ作ってみましたが、普通の小豆の色で染めたものよりはるかに鮮やかで華やいだおこわになりました。
それで、また作ってみることにしました。前は友人が自分で育てて脱穀したわずかなタカキビの殻で染めたのですが、今度は昨秋もらったばかりのぬかまじりの殻がたくさんあったので、ぜいたくに入れて液を作りました。
数分でいい赤が出ました。まだまだ色が出そうでしたが、漉しました。
まる一日液につけたもち米です。オレンジ色に近い色です。
蒸しあがって荒熱をとったところです。色はちょっと濃くなりすぎました。臙脂みたいな色です。最初作ったときの色とはだいぶちがいます。今回はタカキビの糠も入っているため色合いがちがうのでしょう。それに量も多すぎました。
すこしがっかりしましたが、味に影響はありません。今度は殻の量を減らして、美しいピンクになるよう按配します。
ところで、タカキビの中身はこんなです。水につけてからよく煮て、パンに入れたり、料理に使ったりします。ほんの少しアクを感じますが、こくのあるおいしい雑穀です。