いまさっき、ブログに書いたことですが、今年は、ほんの少しでも、敷地内の畑(にしたいところ)や庭(にしたいところ)の手入れをしようと、先月から取り組んでいます。取り組んでいる、といっても、3日に一回ほど、1時間か2時間、これらの場所で過ごす時間を設けている程度ですが、それでも、昨年までよりも、居心地のいい場所になりつつあります。
もと畑や庭での滞在時間が増えたので、いままで見過ごしにしていた植物が目に入るようになりました。
6年ほど前に植えた食用のオールドローズ。おととしまでなかなか伸びず、いつ消えてもおかしくない状態でした。でも、もう大丈夫みたいです。ここまできたら、ほうっておいてもよさそう。虫はついてはいますが、くわれすぎて困るほどではなさそうです。花が開くたびに摘んで、乾かしています。ローズは私が淹れるハーブティーの大事な材料。うちでまかなえたら、こんなにうれしいことはありません。
つい最近まで、ライラックだと思っていた木です。たしかに、「ライラック」と書いてあったから買ってきたはずなのですが、匂いはしないし、花は地味。ほんとにライラックなのだろうか、と今年初めて気になって、ネットで調べてみました。そうしたら、全然違う! それで、フェイスブックに写真を載せて事情を書き、「この木はいったいなんという名前なのでしょう?」と書いたら、すぐに回答がきました。「イボタノキでは?」
さっそくネットで調べたら、かなり近い。さらに葉っぱの写真を大写しにして載せたところ、「やはりイボタノキのようです」とのこと。決定です。細かくてびっしり花がつく、このイボタノキ。可憐な趣で、きらいではないのですが、ライラックと思い込んでいたため、名前からして甘い調べを持つライラックと「イボ」とか「ボタ」とか濁音が多くてダサい響きのイボタノキでは、落差が大きすぎ。かなりがっかりしました。
でも、よく調べたら、このイボタノキは染め材料になることがわかりました。出る色は黄色。それもかなりあせにくい黄色が生まれるそう。いっぺんにうれしくなりました! 今度の日曜日のどんぐり工房の染め講習会で、試してみるつもりです。
畑の整地はまったくすすんでいませんが、のこぎり鎌で草を刈っては、適当なところに苗を植えることを始めました。
三好ヶ丘ラヴィマルシェで買った、東郷町の自然農の農園のミニトマト。
こちらはインゲンです。自然農で育った苗はことのほか、強いとか。うちの草だらけの環境でも、なんとか育ってくれるかしら。
2週間ほど前、友人からもらったルバーブの根です。10年以上前に植えたもので、彼女の畑で立派に育っていました、たった2本しかなかったのですが、毎年春と秋にかなりの量の茎が採取できて、いつもたくさんもらってはジャムにしていました。でも、今年はきわめて量がすくなかったので、そろそろ更新時期かもしれない、と友人が株分けをしたのでした。
思った以上に株が太っていたので、畑に植え切れない分をもらってきました。堀川ゴボウみたな根です。いくつかに分けてもと畑に植えました。
ある場所では、麦が2本、穂をつけていました。
昨年、大野瀬町の筒井重之さんの畑を借りて、こめこなクラブで麦を作ったのですが、脱穀したとき、残った藁をもらってきて、あちこちに敷きました。かなり乾かしてから敷いたのですが、そのわらについていた麦の粒から、この穂が育ったようです。感激! でも、実はこの写真をとったあと、草刈りをして、草と一緒に刈ってしまいました。土の上で追熟してくれたらいいのですが、たぶん、望めないことでしょう、若すぎたから。
ギボシは、日陰でもどこでも旺盛に育つので、うちでは重宝しています。でも、花をちゃんと見たのは今年がはじめてかも。繊細な折り紙みたいな形です。暗い茶室に一輪挿したら、映えそう。
6月の最初の日曜日に出店した刈谷市のよさみガーデンマルシェで買った、バジルの苗です。肥料をやっていないせいか、土があわないのか、なかなか育ちません。今年こそ、バジルソースをたくさん作りたいのに。
藍を育てている方からいただいた苗です。種をまきそびれているので、ありがたい。でも、こちらも生育が悪そうです。
ブルーベリーです。数年前、やっと定植したものなのですが、土壌改良がいいかげんだったせいか、なかなか実をつけません。でも、生長はしています。油粕とか糠くらい、施してやったほうがよさそうです。できれば、もっと大きな穴をそばに掘って、ピートモスと米ぬかを混ぜたものを入れてやればなおよいそうです。ひげ根ばかりのブルーベリー、土が固いとそれだけで生長しないそう。木が健在というだけでわたしはなんとなく嬉しいのですが、実ができればもっといい。そのうち、やってみよう。
以上、この半月ほどのもと畑ともと庭でとった写真を紹介しました。最後に一枚。
先週木曜日に、新城市の星農園から届いた野菜宅配便の中に入っていたダイコンの葉です。忙しかったので、ダンボールに入れたままほうっておき、3日後、葉の色が黄色くなり始めたので、干葉にするしかないなとおもって、薪ストーブの前においてあるざるに載せておきました。翌日ふと見たら、立っているではありませんか! 花が咲き始めています。すごい生命力です。こんなたくましい野菜がうちの土で育ったら、さぞかしうれしいことでしょう。