アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ジェノベーゼ

2013-06-21 17:22:32 | 手作りのたべもの
   先日、お隣岐阜県恵那市上矢作地区の道の駅・福寿の里で、バジルの葉を見つけました。けっこう入っていて200円。しっかりした葉で緑が鮮やかだったので、2袋かいました。

   それで、久々にジェノベーゼソースを作りました。といっても、松の実がなかったので、クルミで代用しましたが。量はすべて適当。味とようすを見ながらフードプリセッサーをまわしました。写真はまだ途中。このあと、ニンニクとオリーブオイルをさらに入れてまわしました。全体がクリーム状になるまで。

   ソースを作ったあと、気づきました。「今日なら、ジェノベーゼが作れる!」新じゃがいも、莢インゲン豆、パルメザンチーズ、必要な材料が全部そろっています。

   ジェノベーゼとは、バジルソースであえたパスタのことなのですが、パスタをゆでるときにいっしょにジャガイモと莢インゲン豆も茹でて、ゆであがったらフライパンに少量の煮汁と一緒にいれて、バジルソースで和える料理です。

   バジルソースがあるときは、たまにただのバジルパスタは作るのですが、そういうときに、材料がすべて家にそろっている、ということがこれまでなくて、簡単そうなのに作ったことのないメニューがこのジェノベーゼでした。

    で、作ってみました。フライパンで具をいためることもいらないので、簡単。塩麹と胡椒で味をつけ、お皿に。バジルソースの常備があれば、もっと手軽です。ジャガイモとパスタのバジルソース和え、けっこういけます。それぞればらばらに食べるのも美味しいけれど、いっしょもいい。

    ところで、パスタの入っている鍋にジャガイモを入れたとき、「これ、もしかしたら、パスタが少ないときの増量用にジャガイモを入れたのがはじめではないのかしら」とおもいました。サツマイモご飯など、いわゆる糧飯(かてめし)と同じ理由で生まれた料理なのではないか、と。

    さて、このパスタ、私はけっこう満足しましたが、家人には不評でした。どうやら、バジルソースを入れすぎたため、家人の苦手な青臭さが増したようでした。今度は適量にしておきましょう。
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幼稚園にノンアレルゲンのアップルパイを納品しました。

2013-06-21 16:01:06 | アンティマキの焼き菓子とパン
    本日、みよし市の三好ヶ丘聖マーガレット幼稚園に、アップルパイを納品しました。といっても、今回持っていったのは、卵や乳製品にアレルギーのある園児たち6人分のパイです。きょうは、6月のお誕生会。アンティマキのアップルパイが、彼らのおやつになります。

    こちらの幼稚園にアップルパイを持って行くのは、これで3回目。最初は、ふたりの園児のためでした。二人のうちひとりは、パイというものをはじめてそのとき食べたのだそう。卵、バターだけでなく、そのときのパイには砂糖すら入れていなかったのですが、その園児は大喜びで平らげたそうです。

    3回目のパイには、中に入れたリンゴを、少なめですが粗糖を入れて煮ているので、たぶん最初のパイよりさらに美味しく感じてもらえると思います。それに、バターの代わりに使う油は、前回から菜種油に変えています。油の味がちゃんとするので、より生地にうまみが増したと思います。

    幼稚園の先生方には、試作したほうじ茶と玄米粉入りのクッキーもお届けしました。お口に合うといいのですが。

    稲武からみよしの幼稚園まで、車で1時間半足らず。猿投近辺をのぞいてほとんど田舎道の運転なので、わりに気が楽です。きょうは、納品後すぐにとんぼ返り。帰り道は、枝折交差点をグリーロードに入らずに矢作川の対岸を走りました。下川口を右に折れ、足助から旭地区へぬけます。この県道、時間のあるときはときどき使います。田の中の道が心地よくて、景色もいい。

    雨でしたが小雨程度なので、難なくのんびり走りました。きれいに草刈りした道端にはアジサイがもう花咲いていました。

    旭の万根町。前から気になっていた集落です。なぜかというと、人の気配がしないから。道なりに数軒家が立ち並んでいるのですが、庭先の草も潅木も生い茂ったまま。

    周りにを乱雑にしたままの家は、いなかでは珍しいので、人が住んでいるとはおもえないのですが、家の途切れたところにある小さな畑に、きれいに野菜が植えられていたりするので、やはり無住ではないのだな、と思い返したりしています。でも、とにかく、人は極端に少なそう。

    バスも通るし、稲武に比べたらずっと街に近いところなので、空き家になっているのはもったいないなあと、通るたびに思います。

    三好ヶ丘聖マーガレット幼稚園への今度の納品は9月。そのころは、さらにこのあたりの草は伸びて、いっそう無人の寂しさを感じさせていることだろうな、とおもいます。
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