アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

雑草クッキーをつくりました。

2018-03-06 14:31:23 | アンティマキの焼き菓子とパン
    雑草料理研究家の前田純さんのご注文で、雑草入りのクッキーを焼きました。

    前田さんは、昨年春と秋の2回、稲武に来ていただいて、雑草を採り雑草を食べ雑草の話を聞く会の講師になっていただいた方。その会のためにわたしが作ったレシピが、ベニバナボロギク入りのスパイシークッキーでした。使った草は稲沢市の彼の和菜園(雑草畑)で採れたもの。それと同じクッキーでいいから、というご注文だったのですが、今の季節にベニバナボロギクはありません。それで、かわりに彼からもらったのはセイタカアワダチソウの若草です。

    ベニバナボロギクに比べたら、かなりの苦みがあります。先日参加した、旭地区の農家民宿ちんちゃん亭で開かれた、前田さんの雑草ごちそう講座では、女将がつくったセイタカアワダチソウのジェノベーゼソースのパスタが登場。生のまま使ったこともあって、かなり苦かった。でもまずいというわけではなく、小さな子供はむしゃむしゃと平気で食べていました。

    とりあえず、生で使うのはやめて、さっとゆで、水にちょっとだけさらしてからフードプロセッサーに。それでも、かなり苦みはのこっています。

    ベニバナボロギククッキーの時より、かなり量を少なくして生地に投入。生の生地を食べてみると、味はいいのですが、やはり最後に苦みが。これはもうしようがないな、とおもって成型。草のしかも若い草なのでかなり陰性です。だから上から岩塩をパラパラとふって、ちょっとだけ陽性化して焼成にはいりました。

   できたのがこれ。一口目は甘みと苦みと塩辛さがあいまって、なかなかおいしい。でも後口には苦みが残ります。でもまあ、いいのかな。デトックスの季節だから。ということで、今からラッピングして送ります。このクッキーは、10日に大垣で予定されている彼の講座で、参加者に配られるのだそう。残ったクッキーは、来週火曜日13日に岡崎でひらかれる、うぶやの会チャリティーマーケットにもっていきます。いらした方、春先の雑草の味をお試しください。
コメント
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