アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

石窯で遊ぶ会の報告

2018-09-01 10:50:15 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    稲武の大きな石窯で遊ぶ会が、先日夏休みの終わりに、豊田市街地の親子グループの主催で開かれました。わたしとキヨミさんは、そのお手伝い。9組のご家族、総勢22人がお越しくださいました。

    残暑の厳しい快晴の日。久しぶりに炊いた石窯は、さすが熱くなるのが早くて1時間半ほどで適温~400度くらいになりました。

    お子さんは、2歳くらいから中学生まで。女の子たちと低年齢の男のたちは、パンの成型、ピザ生地伸ばしはもちろん、野菜切りから洗物まで、率先してやってくれました。その意気込みにびっくり。洗い物を始めたお母さん(本人のお母さんではないかもしれない)を見つけるや否や、「あ! 私もやる!」と走り寄って並んで洗い始める子もいました。

    この日のピザは、ごくシンプル。オーストラリア産有機強力粉と薄力粉、国産の有機全粒紛で仕込んだ生地に、オリーブオイル、トマト、ナスの薄切り、ニンニク、バジルを散らし、モツアレラとピザ用の溶けるチーズをのせたものです。

    このピザ、かなりおいしかった! 生地も、これまでの中力粉より、さらに柔らかく食べやすい気がしました。いつもはふちを残す子供が、ふちも完食したとおかあさん。

    スープは夏野菜のガスパッチョ。稲武・名倉産のトマト、キュウリ、ピーマンなどをフードプロセッサーにかけて、オリーブオイル、梅酢、塩、バルサミコ酢で味付けしました。こちら、大人には好評でしたが、子供にはイマイチ。来年は桃とかなし、はちみつなどなにか甘いものをいれてみよう。

    ピザとスープの昼食の間、1本の生地量750gのカンパーニュを二次発酵させます。

    いつもは、芝地にイスとテーブルを出して食事していただくのですが、稲武と言えど、かなり暑かったこの日は、日陰で食事&歓談。

    男の子たちの何人かは、窯の面倒を見るキヨミさんの手伝いを果たしてくれました。

    最後の焼き菓子は、まるごと甘夏ジャムとチョコレートのスコーン。一人1本のカンパーニュとスコーンがお土産です。

    暑かったのですが、時折吹く風は秋らしいさわやかさ。日なたでは遊べませんでしたが、子供たちは木陰で棒切れや石ころで思い思いに遊んでいました。参加者たちは、異口同音に「子供たちがこんなに好きなように遊べる場所はなかなかない。市街地だと禁止事項が多くて、施設の職員に叱られるのではと、親も神経を使うので、なかなかただただ遊ばせておく、ということができない」「遊びに飽きたら、寄ってきて調理を手伝う。また飽きたら遊びに戻る。子供たちが自由にやっているのを見て、うれしかった」との感想を伝えてくださいました。

    文字通りの「石窯で<遊ぶ>会」になり、私たちも満足の一日でした。ただし、この日のカンパーニュ(写真を著り忘れました)は、温度が高すぎたせいもあって、過発酵のため、最後の焼成で思い通りには含まらなかったことが心残りです。

    さて、今月の30日に、私たちの主催する稲武の石窯で遊ぶ会を開催します。要項は以下の通りです。
*日時 9月30日 10時から3時ころまで
*場所 豊田市稲武地区夏焼町 ハウスポニー
*参加費 4000円
  カンパーニュ1本、ピザ1人分、焼き菓子、野菜スープ1人分
  〇1家族の場合、ピザとスープ1人分を1000円でサービスいたします。
*申し込み・問い合わせ アンティマキ

     秋の稲武も美しく、すがすがしい空気に満ちています。ぜひご一緒に遊びましょう。





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