マイケルムーアの2000年代初頭の映画。9.11のあとの、ブッシュ大統領のイラク侵略の経緯について、さまざまの証言と映像で批判したドキュメンタリー。例によって笑っちゃう映像もふんだんにちりばめてありますが、見ている間「なんてこっちゃ!」と何度も叫んでしまいました。
まず最初に驚いたのが、9.11の事件が報じられたときの大統領の映像。かれは当日ある幼稚園で、園児たちに何かのお話を読んで聞かせる、という仕事?をするため、園の一段あがったところでいすにすわっているのですが、秘書官?に耳打ちされた直後、呆然としたまま何も発せず、その後2回目の攻撃があったときにもまた、呆然。空を見つめていました。その後、なんと2週間の間、彼は動きを見せず、その2週間のうちに彼と親しかったアラブの要人たちとその関係者たちは国外退去。ぞの中には、容疑者オサマ・ヴィン・ラディンの家族も含まれていたのだとか。
この初動捜査の鈍さはあとあとまで尾を引いたらしい。でも、突如として彼は標的をイラクに向け、侵略開始。民間人も巻き込まれ、もともとアメリカに敵愾心を持っていなかった人たちが、理不尽なやり方に怒りをいだくようになります。当時、ブッシュの演説のなかにあった「悪の枢軸国」という言葉に違和感を持ったことを記憶していますが、詳しいことは知らずにいました。
この映画は、イラクに大量破壊兵器はなかった、という大統領の声明が出される前に公開されたもの。マイケルムーアの描き方がただしかったと証明されたわけですが、国内では、彼に対する批判本もたくさん出ているそうです。彼の作品は賛否両論あるようですが、いずれにしても見ておくべき映画だと思う。あと数本、見ていないものがあるので、ツタヤに頼もう。
まず最初に驚いたのが、9.11の事件が報じられたときの大統領の映像。かれは当日ある幼稚園で、園児たちに何かのお話を読んで聞かせる、という仕事?をするため、園の一段あがったところでいすにすわっているのですが、秘書官?に耳打ちされた直後、呆然としたまま何も発せず、その後2回目の攻撃があったときにもまた、呆然。空を見つめていました。その後、なんと2週間の間、彼は動きを見せず、その2週間のうちに彼と親しかったアラブの要人たちとその関係者たちは国外退去。ぞの中には、容疑者オサマ・ヴィン・ラディンの家族も含まれていたのだとか。
この初動捜査の鈍さはあとあとまで尾を引いたらしい。でも、突如として彼は標的をイラクに向け、侵略開始。民間人も巻き込まれ、もともとアメリカに敵愾心を持っていなかった人たちが、理不尽なやり方に怒りをいだくようになります。当時、ブッシュの演説のなかにあった「悪の枢軸国」という言葉に違和感を持ったことを記憶していますが、詳しいことは知らずにいました。
この映画は、イラクに大量破壊兵器はなかった、という大統領の声明が出される前に公開されたもの。マイケルムーアの描き方がただしかったと証明されたわけですが、国内では、彼に対する批判本もたくさん出ているそうです。彼の作品は賛否両論あるようですが、いずれにしても見ておくべき映画だと思う。あと数本、見ていないものがあるので、ツタヤに頼もう。