刹那の愛でいいから

今朝も　空梅雨の　空は　重く
僕は　気晴らしと　鍛えに　ジョギングへ　行く　

ビールと　タバコで　夜は　紛らわす
あなたが　隣にいれば　その濡れた瞳で

諦めた夢を　つまづいた挫折を　
曲がり角のたびに　眠らせて
アスファルトの下　眠らない街
懲りない雑音が　叫び声が

あなたへの　殺し文句は　一言で決まる　「特別さ」

「愛してる」の　言葉で　お互い　暗示にかかっていく
あなたが　女であることに　僕は　喜びで　満たしていく
愛してると　ささやいて　お互い　エロスに　溺れていく
あなたが　女であることに　僕は　喜びで　満たされていく

刹那の　喜びでいい
刹那の　愛でいいから