やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

セピア色の夏

2017-07-30 05:29:52 | 日記
あれは いつのことだっただろう 
ある晩 バイト先の 女の子と
夜中に こっそり 忍び込んだ
立ち入り禁止の 船の中 抱き合った

思い出たちが セピア色に 染まってく
翳りはじめた 永遠の夏
雲行きが 怪しい 空模様
夢たちが シャボンのように 消えてく

深夜過ぎに 目覚めて
風に吹かれて 夜に抱かれて
2度と取り戻せない 青春
青春…

セピア色の夏は アルバムの中
開いても 色褪せていくだけ
2、3年前のことが どんどん 遠くなってく
去年のことも 忘れてく 今年の夏を 超えて
遥か遠く 過去を 脱ぎ去って 透明に 透明に
青い空のもと 僕等は どこまでも

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