晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

目の前を通りすぎるもの

2009年08月10日 | 
日曜の夜、「チェ 39歳別れの手紙」のDVDを見終えて、ふと気づくと、ネコが見あたらない。ネコとは言っても、それは多摩の黒豹である。

寝るには早いだろうと探すと、2階の裏の窓辺にいて、食い入るように外を見ている。我が家は山の斜面に建っていて、ウチの2階は裏の1階という感じである。なので、裏のお宅の居間が目の前にあって、いつもテレビの音が聞こえる。多摩の黒豹はそれを見ているのかと思ったが、どうもそうでもない。

一緒になって見ていると、暗闇から「クチャクチャ」と何かがものを食べている音がする。

裏のお宅はギャンギャンうるさいジャック・ラッセル・テリアを飼っているのだが、さすがに夜、外でエサを与えることはないだろう、、、。ネコか?

しばらく、多摩の黒豹(しつこい)と共に見ていたら、がさがさ音がして、目の前のフェンスに黒い影が。

ハクビシン!

ウチの窓とフェンスの距離は1.5メートルぐらい。こんなに近距離で見るのは久しぶり。とがった顔、肉太で長いしっぽ。

まったくこちらを気にすることなく、スルスルとフェンスの上を歩いて、われわれの目の前を悠然と通りすぎていった。

ただただ、あんぐり。なぁ、黒豹よ、鳴くとか威嚇するとかせんのか!? そういうと、「ふふ、いつものことだからね」と言わんばかりの表情をして、窓辺からすたっと降りて、ぽりぽりとカラダを掻く黒豹あった。