晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

樹洞探索……

2012年03月04日 | 生き物
週末は久しぶりに奥多摩に行きました。夜は、仲間と借りている家でブリしゃぶを堪能し、日曜日にちょっと山歩きに行きました。もちろん狙いは、新兵器で樹洞をのぞいて、冬眠中のヤマネとか……。無理だとは思いますが。

夜、新兵器を見た友人の感想。

「こういうのなんだ…」
(がっかり感、露わ)
「アーム(?)が太いね」
「自在に動かないの?」
「解像度は?」

ううう、9800円だしさ、そんなもんだよと言いつつも、友人もわたしの購入前の高揚感や期待感と同じようなものを持っていたようで、かなり期待はずれな感じに……。

ううう。

ま、気を取り直して日曜日に森に入る。



当然だけど、そうそういい場所に手頃な樹洞はない。うーむ。いかにもムササビとか入っていそうな樹洞もあるけど、高いところにあってぜんぜん届かないし。



樹洞だけではなく、キツネ穴(昨年は使わなかったみたい)も新兵器でのぞいてみました。まぁ、なんというか太刀打ちできず。。

海と同じく、なにやら呆然と木々を見上げ、
「うまくいかないねえ」
「まぁ、こういう試行錯誤も楽しいんだよ」と海と同じように慰められてしまいました。



先週の大雪はすっかり溶けていてちょっと残念な感じ。しかも、日曜日なのに有害鳥獣駆除のハンターさんが山に入っていて、近くから銃声が聞こえるし、タッタッタッてシカが走っていくし、そのあとを猟犬がトットットッて追いかけていったりして、全体にかなり不穏な感じ。



かわいいビーグルの猟犬。

歩いて行こうとする先にハンターさんもいて、ちょっとこれはお邪魔だな…ということで1時間ぐらい歩いて早々に戻ってしまいました。


家の近くにケヤキの老木があって、いろいろのぞいてみる。





この2カ所のスリットはなかなか。コウモリとかが入りそうですが、今回は何もいませんでした。



ここも樹皮と樹幹に隙間が空き、いい感じでした。


海に続いて森でも新兵器を使ったわけですが、「ま、こんなもんだよね」と思えばいろいろ楽しいかも。観察に適した樹洞の数は少なく、その上、そこになんかおもしろい生きものがいるかというと、そうはうまくいかず……。

ま、あまり期待をせずに使っていきます。

近所の雑木林をどうするか?

2012年03月04日 | 生き物
土曜日は、近所の集まりがあって、みなで雑木林を歩きました。もともとこの林は個人の持ち物だったのを市が借り上げて「ふれあいの森」として解放されていました。それが最近、市が買い上げて、緑地保全地区なったそうで、これで林の保存が保証されたようでひと安心です。

で、地域住民が管理をどうするか?ということになったようです。(財)川崎市公園緑地協会から里山のプロが来て、現地を見ながらいろいろ話し合いました。



「お花をいっぱい植えたい」
「シバザクラはどうだろう?」
「常緑樹はみんな伐採しちゃおう」
「一回自分で木を切りたいんだよね!」
「孫と遊ぶときに水道がほしいんだけど」

まぁ、いろんな価値観にもとづいて、いろいろな意見があります。

「まず、スギから伐採しませんか?」
「常緑でもカシとかはちょっと残しときませんか?」
と、距離感をはかりつつ提案をしました。

市もいろいろバックアップしてくれる制度があるようで、至れり尽くせりの感。ありがたいなあ。




モミジイチゴの芽が開きかけてる? いつもこんな感じだっけ?




タマキクラゲかな? おばさんに「食べられるんじゃないですね~」というとけっこう食いついていた。



雑木林の端っこにふきのとうが出ていました。春ですね。

地域の林の里山管理。期待70%、不安30%ですね。ま、うまくやっていきたいと思います。