晴耕雨読とか

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牡蠣読了…

2012年03月01日 | 

『牡蠣と紐育』(扶桑社/マーク・カーランスキー)読了。



うーん、第一章の食いつきの割に、最終的には今一歩でした。
当然かもしれませんが主役は「牡蠣」ではなく「紐育(ニューヨーク)」の街。牡蠣は常に出てくるんだけど、基本は街の歴史なんですね。ほぼ1800年代限定の。

生物としてカキ、あるいはニューヨークの自然生態系、せめて漁師さんの視点がもうちょっとあればわたし好みだったんですが。ひたすらニューヨークの街の変遷というか荒廃というか、発展というか、そういう視点がメインだったのです。

さくっと牡蠣の養殖が始まっていて、いやいやどうやって始まったのかとか、今のシステムと同じなのかとか、そういう話もほとんどなくて。

おもしろかったのは時折でてくる1800年代の牡蠣料理のレシピぐらいかな。そこは、いろいろあって楽しい感じでした。

まぁ、それでも牡蠣が食べたくはなりましたね。

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