黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

ラッキーなタイミング

2020-07-07 | 日記

入梅の時期 散歩コースを歩いてると所々にアジサイ咲いていて 今日はどんな具合かと遠目から近づいて行くと目が離せなくなってしまう。  
そのなかに群落の外側に傾いてる一本があって 日ごとに傾きが増して今は地面に付きそうな具合だ、 アジサイの花は大体が塊の中にあるものだが頭がデカくて育ってしまい 群落から嫌われてお前あっちに行ってろよ とはじき出されたみたいだ。 昨日見たらに切り取られて無くなっていた。 
頭が良過ぎて皆に嫌われたのか デカい頭が重力に耐えられなくなったのか 気の毒な事をしたものだ。 
いずれにしろ今はどの花びらにも汚い茶色が混じってみすぼらしくなって来た もう直きシーズンが終わるみたいだ。 

     

      映画「舞踏会の手帳」からマリー・ベル、フェルナンデル

散歩の途中に花を買って家に向かっていると同じ花屋の包装紙にくるまれた花束を持ったおばさんが前を歩いている。  自分のはお供え用の385円の一番安いものでおばさんのは少なくても2千円以上はすると思われる立派な花束だ。
歩く方向が自分と同じ方向で同じマンションの入り口から入ってエレベーターホールに向かって行く 自分もついていって同じエレベーターに乗りそうだ。 中で黙ってるのも気まずいし どうやって話しかけるか それとも おばさんから話かけられて惨めな思いをするのか と心配してると エレベーターが降りてきて頭が真っ暗になった。 
 と 思ったとたんにもう一台が降りてきてすかさず独り乗り込んでおばさんから離れる事が出来た。 こんなラッキーなタイミングは久しぶりな事で 嫌な事を吹き飛ばしてくれた。 ありがたい事にまだこの世から見放されていないみたいだ。