名画座
図書館をぶらついていたら名画座時代という本が目に付いたので借りてみる。
東京の名画座は4館紹介されていて この中で世話になったのは池袋の人生座と神楽坂の佳作座である。
最近の名画座と言われる映画館、上映は一本のみの入れ替え制で全席が指定席になってるか座席分だけ入場させるという所が多いものである、 が 昔の名画座は2本立てが多くて自由席、人気の映画では立ち見で満員電車並みになる事がある。 出入りが自由なので途中から見始めて途中で席を立つ人もいる。 てな事で名画座は一人で見に行くもので デートはロードショウで と言う具合。 もちろん自分は退屈しのぎで名画座ばかり ロードショーなど行ったためしが無くて憧れであった。
映画「最高の人生の見つけ方」からモーガンフリーマン、ジャックニコルソン
人生座は都電17番の終点 池袋で降りて少し戻ったところにあって映画館街から少し離れたれた目立たない建物、 見た映画は殆ど忘れたけど十戒、草原の輝き、を思い出す。 名画座で有名な文芸座も池袋東口にあったけど数回しか行った記憶が無い、これは池袋の行動範囲が都電の駅周りで人生座で間に合ったせいである。
飯田橋には佳作座が出来る前から2つの映画館があって一つは神楽坂の入り口、もう一つは飯田橋東口方向で学校の映画教室で入った記憶があるけど何を見たかは解らない。
この辺での3本立て、 よく掛かかっていたのはジェームズキャグニーのギャング映画、ディーンマーチン、ジェーリールイスの底抜けシリーズ。
一ヶ月位前にジェーリールイスの死亡記事が新聞に載っていた。 子供の頃に見た役者で最近まで生きていたとは思わなかった。 彼の演技 発声ジェスチャーは字幕がなくても楽しさが伝わったものだ、楽しい映画をありがとう。